４月2日からスタートする新番組「青春高校３年Ｃ組」（テレビ東京系）の制作発表会見が東京六本木の同局で行われた。

　秋元康とテレビ東京がタッグを組み、素人の10代を発掘している夕方の生放送バラエティーだ。プロデューサーは「ゴッドタン」や「ウレロ☆未確認少女」などの佐久間宣行。月曜日から金曜日までの担任（曜日MC）は、月曜日・メイプル超合金、火曜日・小峠英二（バイきんぐ）／千鳥（隔週）、水曜日・三四郎、木曜日・おぎやはぎ／バカリズム（隔週）、金曜日・日村勇紀（バナナマン）という豪華な布陣で、副担任（サブMC）をNGT48中井りか、教育実習生（通しギュラー）を約100組の若手芸人の中から選ばれた若手お笑いコンビ・ノブナガの2人が務める。

　『3年C組』は4月1日から本格スタートする動画配信サービス「Paravi」でも同時配信され、同サービスのみの拡大版も配信が決定している。ネットと地上波という2つの軸で番組が進む、テレビ東京の新たな取り組みとなっている。

　プロデューサーの佐久間は、「自分が若い頃にたくさんあった夕方の生放送番組は、今の時代に放送するのは難しいだろうと思っていた。秋元さんとテレビ東京で番組をやることになり、しかも内容は”クラスを作る”ということしか決まっていない荒野に踏み出すような自由さなのに、うちの局がよくGOサインを出したなと思いました。豪華なMC陣と10代の子たちと一緒にもう一度テレビでムーブメントをいって行きたいと思っているので、ドキュメントを見るような気持ちでお付き合いいただければと思います」とコメントした。

　各MC陣は登壇後、番組への意気込みを聞かれ、千鳥は「10代の若い子たちと夕方で楽しくやってください、と言われて引き受けたんですが、他のメンバー見てみたらゴリゴリのお笑いの方たちで負けていられないなという思いが出てきました」とノブ、「『NEO決戦バラエティ キングちゃん』（テレビ東京）の記者会の時は4人だったのに（笑）。頑張って火曜日を盛り上げていきます」と大悟がと笑いを交えて意気込みを語った。

　また、バカリズムは「過去にやった10代の若い女の子と接する番組の経験から言えることは、みんな自分がスターになると信じてやってくるんですが、自分の限界を知って妥協していく姿を見れるんですよね。そういう子たちの姿を全てひっくるめて愛してあげてドキュメンタリーとして見届けていければなと思います」と少し毒舌混じりに番組の魅力を伝え、NGT48の中井りかは「今回番組のMCに選んでいただいて嬉しいです」「毎日テレビで見ていた方たちと一緒にお仕事させていただけると思ってもいなかったので、すごく緊張しているのですが頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。 

　「先ほどの意気込みを聞いて、ついて行きたいと思った担任と、この人の下で副担任をするのは嫌だなと思った方はいらっしゃいますか？」という質問に中井は「ついて行きたいなと思う人は頭が良いなと思うのでバカリズムさんで、ついて行きたくないのは見た目でシンプルに小宮さんです…」という答えに、「さっきの（バカリズムの）コメント聞いてた！？」と小宮がツッコミを入れた。

　また、MC陣の10代の頃の写真を披露するコーナーでは中井が「ちょっとあんまり近くで見せたくないんですけど…」と恥ずかしそうにオーディションの時の写真を披露。「何年前？」と矢作が尋ねると「2年前ちょっと前…」とのこと、「最近じゃん！」とツッコミが入る場面もあった。

　4月2日の初回放送について、なんと佐久間プロデューサーが当日のスケジュール調整を誤り、MCのメイプル超合金が出演しないという発表も。会場もざわついたが、代役は誰になるか、というのも初回の見どころになりそうだ。

（取材＝編集部）