『星のカービィ スターアライズ』評:これほど優しく、みんなと楽しめるゲームはない

 もし子供にゲームを買い与えるならば、しかもそれがはじめての経験であるとしたら、私は間違いなく『星のカービィ』シリーズを選ぶし、人にも薦めるだろう。今だったらNintendo Switchで発売されたばかりの『星のカービィ スターアライズ』になる。

 カービィという存在はピンクでぽよぽよしてかわいらしく、男女問わずキャラクターとしても人気がある。ついでに丸いので落書きのモチーフにピッタリの存在だ。ゲームの難易度もかなり優しい部類で、しかし激しいアクションを楽しむこともできる。

 かくいう私も子供のころカービィの影響を大きく受けたひとりである。幼稚園のころは自由帳にカービィをたくさん描いていたし、ゲームボーイの小さい画面にとてつもなく集中した。そのころの経験もあって今はゲームライターとしてメシを食っているのだから、いやはやカービィさんは仕事を教えてくれた偉大な人(?)と言えるのかもしれない。

 さておき、『星のカービィ スターアライズ』はそれから26年後の作品ということでとても進歩している。そして多くの人が楽しめるゲームであることも未だに変わらず、子供はもちろん普段あまりゲームを遊ばない人も手を出してみると楽しさを感じることができるはずであろう。

 『星のカービィ スターアライズ』は最大4人で一緒に遊ぶことができる。カービィはハートを敵に投げるとフレンズにしてしまうことが可能なので、他のプレイヤーはそれを操作することになるというわけだ。

 フレンズはさまざまな能力を持っており、剣を振り回すブレイドナイトや炎を操るバーニンレオなど20種類以上(しかも今後のアップデートでさらに増える予定だ)。カービィもそれらの特殊な力をコピー能力として使うことができるので、実にさまざまな攻撃方法で激しく暴れまわることができる。ボタンを適当にポチポチ押しているだけでもそれなりの姿になることだろう。

 さて、これまで子供向けということを強調してきたが、もちろん大人が遊んだって楽しめる。というより、『星のカービィ スターアライズ』はぜひ誰かと一緒に遊んで欲しい一作なのだ。

 この作品にはフレンズ能力というものがあり、仲間同士で協力するとより強い攻撃を繰り出せるのである。それぞれが持つ武器に炎や水などの属性をつけるシンプルなものから、仲間なのに鍋で煮込んだりぶん投げてしまう能力など、見た目も派手だし協力して戦うという喜びが味わえる。

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