米津玄師「Lemon」が歌詞検索ランキングで1位に ドラマ主題歌で注目浴びる「言葉の力」とは

 ドラマ『アンナチュラル』主題歌「Lemon」が大ヒット中の米津玄師が、インターネット上の「歌詞検索サービス」でも圧倒的な注目を浴びている。

 年間で約6億回の歌詞が見られている、国内最大級の歌詞検索サービス「歌ネット」(https://www.uta-net.com/)のランキングを見ると、3月12日付のデイリーランキング、ウィークリーランキング、マンスリーランキングで「Lemon」が3冠を達成。それに伴って「LOSER」「灰色と青 ( + 菅田将暉)」「orion」などの過去曲も上位にランクインしており、いま最も「歌詞が読まれるアーティスト」になっていることがわかる。デイリー&ウィークリーランキングでの過去曲の浮上は、その「歌詞の力」で新たなファンを獲得していることを示していると言えるだろう。

「歌ネット」楽曲別ランキング

・DAILYランキング(集計:3月12日)
1    「Lemon」    米津玄師
2    「LOSER」    米津玄師
3    「灰色と青 ( + 菅田将暉)」    米津玄師
4    「瞬き」 back number
5    「orion」    米津玄師
6    「ギュッと」   Little Glee Monster
7    「愛を伝えたいだとか」    あいみょん
8    「君はロックを聴かない」    あいみょん
9    「ガラスを割れ!」    欅坂46
10 「カタオモイ」    Aimer

・WEEKLYランキング(集計:2018/03/05-2018/03/11)
1    「Lemon」    米津玄師
2    「LOSER」    米津玄師
3    「灰色と青 ( + 菅田将暉)」    米津玄師
4    「瞬き」 back number
5    「orion」    米津玄師
6    「愛を伝えたいだとか」    あいみょん
7    「here comes my love」    Mr.Children
8    「君はロックを聴かない」    あいみょん
9    「カタオモイ」    Aimer
10    「TT -Japanese ver.-」    TWICE

・MONTHLYランキング(集計:2018/02/01-2018/02/28)
1    「Lemon」    米津玄師
2    「瞬き」 back number
3    「LOSER」    米津玄師
4    「サザンカ」   SEKAI NO OWARI
5    「灰色と青 ( + 菅田将暉)」    米津玄師
6    「Candy Pop」    TWICE
7    「愛を伝えたいだとか」    あいみょん
8    「君はロックを聴かない」    あいみょん
9    「TT -Japanese ver.-」    TWICE
10    「here comes my love」    Mr.Children

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米津玄師『Lemon』

 音楽がパッケージで消費されづらくなったことからも、ネット上で見られる歌詞カード=歌詞検索サービスの需要は高まっている。売り上げランキングとも、SNSのトレンドとも違う、「歌詞検索ランキング」という指標は何を示すのか。

 「歌ネット」を運営する株式会社ページワンの金子英樹氏によると、やはり歌詞が共感を生むタイプの楽曲が上位に来ることが多く、逆にメディアで大きな話題になっていても、アイドルグループの楽曲が上位に来ることはあまり多くないという。また「歌詞を読みたくなる」という意味では、タイアップでドラマの内容とがっちりハマった楽曲に注目が集まる傾向があるようだ。

「現在、圧倒的な検索数となっている『Lemon』は、歌詞の世界がドラマの登場人物たちの心情とリンクした内容となっており、歌詞を噛み締めたくなる楽曲になっていることが、人気の要因だと考えられます。同様の理由で、昨年はドラマ『カルテット』の主題歌『おとなの掟』(Doughnuts Hole)が非常に多く検索されました」(金子氏)

 歌ネットは各レコード会社から資料提供を受け、楽曲リリースタイミング、MV公開タイミングのほか、ドラマの第一回目放送タイミングでも、歌詞を先行掲載するケースがあるという。ドラマと主題歌の幸福な関係がアーティストの「歌詞の力」をリスナーに再認識させ、ネット上で深く読み込まれるという、新たな音楽の楽しみを生み出しているようだ。

(文=編集部)

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