主演・モトーラ世理奈が“オオカミ女”に!? ダークファンタジー『とびらをあけたら』公開へ
モトーラ世理奈主演映画『とびらをあけたら』が、2027年1月8日よりテアトル新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほかにて全国公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。
本作は、第3回日本ホラー映画大賞で大賞を受賞した片桐絵梨子の長編商業映画デビュー作。日本ホラー映画大賞は、2021年に立ち上がった“ホラー”に特化したフィルムコンペティション。『呪怨』シリーズの清水崇監督を選考委員長に迎え、新たな映像作家の発掘と育成に取り組んできた。第1回大賞の下津優太監督『みなに幸あれ』、第2回大賞の近藤亮太監督『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』に続き、第3回大賞受賞者・片桐が長編商業映画デビューを果たす。
片桐監督が大賞を受賞した短編『夏の午後、おるすばんをしているの』は、母親のいない家でひとり留守番をする幼い少女の孤独と不安を、現実と幻想が溶け合う世界観で描いた作品。その受賞作を原点に、新たな物語として生み出されたのが本作『とびらをあけたら』だ。原案・監督を片桐自身が手がけ、独自の感性で“オオカミ女”の物語を紡ぐ。
ある日、“オオカミ”に噛まれたことをきっかけに、身体も日常も変わり始めるひとりの女性。閉じ込めていた記憶と本能が目覚めるとき、彼女を待ち受けるものとは。
主人公・美紀を演じるのは、『少女邂逅』『風の電話』『タイトル拒絶』のモトーラ。設計事務所で働く27歳の美紀は、ある日、獣のような“何か”に襲われ、「狼に噛まれた」と訴える。しかし誰にも信じてもらえず、その日を境に五感が研ぎ澄まされ、日常が少しずつ変容していく。幼い頃、ひとりで留守番をしていたときに遭遇した“魔物”の記憶。そして、そんな美紀のもとに届く、謎の集団「月待講」からの招待状。導かれるように訪れた先で、神との交わりを信じる老婆たちが美紀に告げる「とびらをあけなさい」。美紀の内側で、長く閉じ込められていた“何か”が目覚め始める。
共演には、カトウシンスケ、塚田美津代、山内詩月、吉岡睦雄が名を連ねる。
また、本作の主題歌には、シンガーソングライター・谷山浩子の「銀河通信」が決定。幼い頃から谷山浩子の音楽に親しみ、その独創的な世界観に憧れ続けてきた片桐監督。自身の長編商業映画デビュー作の主題歌として、長年思い描いていた谷山の楽曲を熱烈にオファー。その強い想いが実を結び、今回の起用が実現した。
撮影は、2026年の第79回カンヌ国際映画祭で、日本人として初めて「ピエール・アンジェニュー・トリビュート賞」を受賞した撮影監督の芦澤明子が担当した。
公開されたポスタービジュアルには、遠吠えをするオオカミと、その傍らでこちらを見つめる美紀(モトーラ世理奈)の姿が。血を思わせる鮮烈な赤と、淡く幻想的な色彩が入り混じっている。
あわせて公開された予告編では、倒れ込む美紀の姿を皮切りに、月夜に浮かぶ不穏な光景、奇妙な儀式、赤く染まったハートなど、現実と幻想が入り混じる不可思議な世界が映し出される。「狼に噛まれた」と訴える美紀の身体と感覚は、次第に変化していく。彼女の身に一体何が起きているのか。
なお本作は、2026年7月にカナダ・モントリオールで開催されたファンタジア国際映画祭の「UNDERGROUND」コンペティション部門に選出され、ワールドプレミア上映が行われたほか、同年10月には、イタリア・トリノで開催された TOHorror Fantastic Film Festでグランプリを受賞した。
また、11月20日から26日まで、ヒューマントラストシネマ渋谷で開催される「闇国際映画祭(YAMI International Film Festival)」の特別上映作品に選出され、ジャパンプレミア上映されることも決定。「行方不明展」「恐怖心展」など、数々の話題のホラーイベントを手がけてきた株式会社闇が主催する同映画祭は、国内外の革新的なホラー作品を紹介する国際映画祭。世界40の国と地域から182作品がエントリーした今回、片桐監督の長編デビュー作が特別上映作品としてラインナップされた。
コメント
片桐絵梨子(監督)
こんなおかしな映画を作ってしまいました。でも、とても美しく、悲しい映画でもあります。夢で見た風景や昔話、心の奥に眠る恐怖や憧れを織り交ぜ、言葉では説明できない、人間の内なる力を描こうとしました。主人公の美紀と一緒に、怖くて、可笑しくて、どこか切ない、奇妙な旅を楽しんでいただけたら嬉しいです。ぜひ劇場でご覧ください。
モトーラ世理奈(主演・美紀)
初めてのホラー映画でしたが、現実的な怖さと想像の中にある怖さが合わさった、新しい「ホラーファンタジー」だと思います。私が演じた美紀は、大人だけど、まだ子どものまま大人になったような女の子。自分の好きな世界を持ちながらも、外の世界とうまく噛み合えない部分があって、私自身も共感するところが多く、とても愛おしく感じました。誰もが持っている子どもの頃の気持ちを思い出しながら、美紀が自分を解放していく姿を見届けてほしいです。映像もとても美しく、インパクトのある作品なので、ぜひその世界観を浴びてほしいです。
◼️公開情報
『とびらをあけたら』
2027年1月8日(金)テアトル新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開
出演:モトーラ世理奈、カトウシンスケ、塚田美津代、山内詩月、吉岡睦雄
原案・監督:片桐絵梨子
脚本:篠塚智子、片桐絵梨子
撮影:芦澤明子
音楽:宇波拓
主題歌:谷山浩子「銀河通信」(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
配給:KeyHolder Pictures
制作プロダクション:ジェミナイフィルムズ
製作:KADOKAWA UNITED PRODUCTIONS シネマサンシャイン ムービーウォーカー 角川メディアハウス
©2026「とびらをあけたら」製作委員会
◼️イベント情報
「闇国際映画祭」
開催期間:11月20日(金)〜11月26日(木)
会場:ヒューマントラストシネマ渋谷
公式サイト:https://yiff.yami.net/