内気な青年とカリスマ的バイカーの恋を描く 第78回カンヌ映画祭2冠『ピリオン』予告編

A・スカルスガルドら出演『ピリオン』予告編

 12月4日に公開される映画『ピリオン』の予告編が公開された。

 本作は、『ハリー・ポッター』シリーズで知られるハリー・メリングと、『ノースマン 導かれし復讐者』『インフィニティ・プール』のアレクサンダー・スカルスガルドが初共演したラブストーリー。本作が長編デビュー作となったハリー・ライトンが監督を務めた。

 タイトルの「ピリオン(Pillion)」は英語で「バイクの後部座席」を意味する。ロンドンを舞台に、内気な青年・コリン(アレクサンダー・スカルスガルド)と、圧倒的な存在感を放つバイカー・レイ(ハリー・メリング)との出会いから始まり、一見過激なBDSMカルチャーを背景にしながら、「誰かに愛されたい」という誰もが抱く切実な願いを、ユーモアと優しさに満ちたまなざしで映し出す。

 2025年の第78回カンヌ国際映画祭ある視点部門でプレミア上映され、同部門の脚本賞など2冠を受賞。さらに英国インディペンデント映画賞では最多10部門ノミネート、作品賞を含む4部門を受賞した。ライトン監督と同じく英国出身のエドガー・ライトは「これまで観た中で最も優れたロマンスの一本。二人のことがずっと忘れられない」と絶賛。A24が配給権を獲得したことも大きな話題となり、全米ではスマッシュヒットを記録した。

映画『ピリオン』本予告編

 公開された予告編が最初に捉えるのは、「ついて来たければ来い」と言わんばかりに颯爽と歩くレイ(ハリー・メリング)の後ろを付いていくコリン(アレクサンダー・スカルスガルド)が、暗がりの路地裏で「好きにして」と告げる刺激的なやりとり。レイに導かれるまま彼の家で共同生活を始めることになり、髪を剃り、彼が求める刺激的な“主従”の世界に足を踏み入れるコリン。彼はついに「理想の恋人」と出逢ったのだと幸せな気分でいっぱい。息子の恋バナに興味津々な両親や同僚に対しても得意顔で、「彼は僕を“尽くす性分”だって」とレイによる“支配”に従うことに喜びを感じていた。しかし、あらゆる面で自分とはあまりに対照的な価値観を持つレイとの日々が続く中で、コリンは自分が望む愛され方について考えるようになり……。

 脚本も手がけたライトン監督は、「『ピリオン』は、この20年ほどで主流になったようなラブストーリーとは一線を画します。クィアカップルのステレオタイプなイメージに挑むものであって、ふたりのフェティッシュな関係をおかしなものとして扱いません。私はこのような物語の中に様々な組み合わせの可能性があるという複雑さを描きたかったのです」と2人の関係を通して描き出すことを説明する。メリングは、初めて脚本を読んだ時のことを「強烈に惹きつけられました。この大胆不敵な物語が、これほどまでに誠実で、心温まる繊細なものへと作り上げられていることに、本当に驚きました」と振り返っている。

■公開情報
『ピリオン』
12月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
出演:アレクサンダー・スカルスガルド、ハリー・メリングほか
監督・脚本:ハリー・ライトン
製作:エマ・ノートン、エド・ギニーほか
インティマシー・コーディネーター:ロビー・テイラー=ハント
配給:トランスフォーマー
後援:ブリティッシュ・カウンシル
2025年/イギリス・アイルランド/英語/106分/カラー/5.1ch/原題:Pillion/字幕翻訳
:額賀深雪/R15+/
©2025 Element Pictures PLN Limited, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute
公式サイト:https://transformer.co.jp/m/pillion
公式X(旧Twitter):@pillion_jp

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