間宮祥太朗史上最高のハマり役が誕生? 『ダウンタイム』“ルイ様”に宿る強烈な説得力
そもそも、間宮祥太朗という俳優にどんなイメージを持っているだろうか。その印象は、どの作品で彼を知ったかによって大きく異なるだろう。
間宮祥太朗の2面性に「たまらない!」の連続 『ナンバMG5』難破剛の魅力が暴走
間宮祥太朗が主演を務めるドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)の第1話が4月13日に放送された。本作は、筋金入りのヤンキー一家「…たとえば、『ナンバMG5』(フジテレビ系)の難破剛を思い浮かべる人もいるかもしれない。筋金入りのヤンキー一家に生まれながら、「普通の高校生になりたい」と家族に隠れて健全な高校へ進学した主人公だ。特攻服に身を包み、喧嘩となれば圧倒的な強さを見せる一方、学校では美術部に入り、友人との青春を楽しむ。強烈なヤンキー姿と、どこか愛嬌のある高校生。間宮は、その二つの顔を軽やかに行き来していた。
一方、映画『東京リベンジャーズ』シリーズで演じた稀咲鉄太では、その愛嬌を完全に封印。鋭い眼差しと感情の読めない表情で、登場するだけで場の空気を変える。『ナンバMG5』ではどこか親しみやすく映ったその顔が、ここでは何を考えているのか分からない不気味さをまとっている。
強烈なキャラクターこそ間宮の持ち味かと思えば、そうとも限らない。『ファイトソング』(TBS系)では、かつて一発屋としてヒット曲を生み出したミュージシャン・芦田春樹を演じた。座れば背中を丸め、人と話していても返す言葉は短い。どこか自分の内側に閉じこもるような佇まいに、芦田の繊細さをにじませていた。
間宮祥太朗、『アクマゲーム』現場の雰囲気は「自然に作られた」 過酷な撮影を支えた会話
日本テレビ系の『ACMA:GAME アクマゲーム』が6月9日に最終回を迎える。原作は『週刊少年マガジン』(講談社)に連載された、…『帝一の國』、『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)、『アンダーニンジャ』……と、ここまで挙げた以外にも出演作は多い。そのフィルモグラフィーを振り返れば、間宮が実にさまざまな人物を演じてきたことがわかる。はっきりとした顔立ちや鋭い眼差し、低い声など、一度見れば覚えてしまうような存在感を持ちながら、その印象が役を覆ってしまうことはない。
冒頭のライブ配信に話を戻そう。ルイの隣にいるのは、手術を控えた小学生YouTuber・宝田萌乃(古川凛)、通称「もえのん」だ。そんな彼女を相手に、淀みなく言葉を繰り出すルイ。軽やかな口調と完璧な笑顔の一方で、目はほとんど笑っていない。さらに、もえのんが席を外すと、配信の場をつなぐために、水晶玉でジャグリングを始める。突っ込みどころ満載なのに、「ルイならやりそう」と思えてしまう。その説得力こそ、間宮が作り上げたルイの面白さだ。
そして、この先にもまた違う間宮祥太朗が待っている。10月23日には映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』が公開。さらに12月には、Prime Videoで配信される『神のクイズ』で、周囲から変人扱いされる天才解剖医・初島晴人を演じる。直美の次は、天才解剖医。同じ医師でも、小宮ルイとはまるで違う人物になりそうだ。
これほど多彩な役を演じてきた彼に、「まだ知らない間宮祥太朗がいる」と思わされる。その感覚こそ、俳優・間宮祥太朗を見続けたくなる理由なのかもしれない。
■配信情報
Netflixシリーズ『ダウンタイム』
Netflixにて独占配信中
出演:松岡茉優、仲里依紗、間宮祥太朗、田中みな実、萩原利久、長井短、渡辺大知、中川家礼二、シシド・カフカ、城田優、増子直純、武田創世、泉里香、田村健太郎、篠井英介、天野はな、景井ひな、研ナオコ、野呂佳代、古川凛、安達祐実、風間俊介、Kōki,、永作博美、渡部篤郎
監督:Yuki Saito
脚本:池上純哉
プロデューサー:三宅はるえ、茂木克仁
企画プロデューサー:工藤伸一
制作プロダクション:K2 Pictures
企画・製作:Netflix