間宮祥太朗史上最高のハマり役が誕生? 『ダウンタイム』“ルイ様”に宿る強烈な説得力

『ダウンタイム』ルイ様にハマる人続出?

「どうもルイ様だよ。ファンダムのみんな元気?」

 カメラを向けられれば、間髪入れずにこのテンション。Netflixシリーズ『ダウンタイム』で間宮祥太朗が演じる美容外科医・小宮ルイが、とにかく濃い。

 明るい髪にメッシュを入れ、カラコンにメイク、耳元には大ぶりのアクセサリー。SNSを使いこなし、自らを「ルイ様」と呼ぶ。自分がどう見られるかを知り尽くしているような振る舞いも印象的だ。かなりクセの強いキャラクターだが、この“ルイ”が、間宮祥太朗に驚くほどハマっている。

 ルイは、遠山凜(仲里依紗)が院長を務める「遠山美容外科クリニック」の副院長。大学病院の形成外科医だった沼田文(松岡茉優)が美容医療の世界へ足を踏み入れ、働き始めることになる場所だ。

 彼は、「直美(ちょくび)」と呼ばれる美容外科医でもある。「直美」とは、医師免許を取得し、初期研修を終えたあと、専門研修などを経ずに、美容医療の世界へ進む医師を指す俗称だ。「直美」という言葉自体、本作で初めて耳にした人も多いのではないだろうか。

 “ルイ”というキャラクターの強烈さは、初登場から全開である。声優を目指す田中善子(天野はな)は、オーディションを受けるためには容姿も重要だと知り、意を決して遠山クリニックを訪れる。案内された診察室で待っていたのがルイだった。画面いっぱいに映し出される間宮の顔。まず、その“画の強さ”に圧倒される。

「善子さんって呼んでもいい?」

 初対面とは思えない距離の詰め方で話しかけると、施術内容や割引について手慣れた様子で説明していく。ところが善子から「院長にお願いしたい」と告げられると、「でも院長だと割引つかないよ」とひと言。露骨に不機嫌な顔をするわけではない。それでも声や表情のわずかな変化から、自分が選ばれなかったことへの不満が透けて見える。この絶妙な嫌味っぽさが、なんとも胡散臭い。

 間宮の面白さは、これほど“盛った”ルイを、決してやりすぎには見せないところにある。作り込まれたビジュアルに、自信満々の振る舞い。一歩間違えればデフォルメされた人物になりそうなのに、彼が演じると「いる、こういう美容外科医!」と思わせる妙なリアリティが生まれる。これまで見たことのない間宮祥太朗でありながら、見れば「これだ」と膝を打ちたくなる。こんなにも似合う役が、まだ残っていたのかと思うほどだ。

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