『悪い子バビー』ロルフ・デ・ヒーア、 第39回東京国際映画祭コンペ部門審査委員長に決定

第39回TIFFコンペ部門審査委員長決定

 10月26日から11月4日にかけて開催される第39回東京国際映画祭のコンペティション部門審査委員長を、ロルフ・デ・ヒーア監督が務めることが発表された。

 ロルフ・デ・ヒーアは、オーストラリア・タスマニアを拠点に、映画監督、脚本家、プロデューサーとして40年以上にわたり活動してきた人物。『悪い子バビー』(1993年)は第50回ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞と国際映画批評家連盟賞を受賞している。これまで4作品がカンヌ国際映画祭のオフィシャル・セレクションに選出され、『十艘のカヌー』(2006年)では第59回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員特別賞を受賞した。多彩なジャンルと表現を通じて人間や社会を見つめ、国際的に高い評価を受けている。

 初期の代表作には、コリン・フリールズとジャズ界の巨匠マイルス・デイヴィスが出演した『ディンゴ』(1991年)、カンヌ映画祭コンペティション部門選出の『クワイエット・ルーム』(1996年)、『ダンス・ミー・トゥ・マイ・ソング』(1998年)などがある。キャリア中期には、ヴェネチア映画祭コンペティション部門に選出され、オーストラリア先住民アボリジニの俳優デヴィッド・ガルピリルと初協働した『The Tracker(原題)』(2002年)、ヘレン・バディの演技でベルリン映画祭コンペティション部門選出とサン・セバスティアン映画祭で主演女優賞を獲得した『アレキサンドラの企て』(2003年)などを手がけた。近年では、『サバイバル』(2022年)がベルリン映画祭でFIPRESCI賞を受賞している。

 第39回東京国際映画祭コンペティション部門の審査委員長を務めることが決定したロルフ・デ・ヒーアは、「東京国際映画祭に参加できることは、私たち映画に携わる者にとって光栄なことです」「これ以上の幸せがあるでしょうか?」と喜びのコメント。東京国際映画祭フェスティバル・ディレクターの久松猛朗は「独自の視点と揺るぎない映画作家精神で、長年にわたり世界の映画に新たな可能性を切り拓いてきたロルフ・デ・ヒーア監督。その豊かな経験と深い洞察によって、多彩な作品が集う今年のコンペティションに新たな対話と発見が生まれることを期待しています」と期待を寄せている。

コメント

ロルフ・デ・ヒーア(審査委員長)

東京国際映画祭に参加できることは、私たち映画に携わる者にとって光栄なことです。映画監督である私にとっては、ひときわ特別な機会です。映画をつくればつくるほど、映画を観る機会は減ってしまいます。ましてや、大きなスクリーンで観るとなれば、なおのこと。ところが今回は、審査委員の一員として、少なくとも15本の映画を観て、ほかの映画人たちと語り合うという務めが、責務があるのです! しかも、ただの15本ではありません。世界中の素晴らしい映画人たちが手がけた作品の中から選ばれた、コンペティション部門の15本です! そして、その舞台は、世界屈指の豊かな映画文化が息づく街、東京。これ以上の幸せがあるでしょうか?

久松猛朗(東京国際映画祭フェスティバル・ディレクター)

ロルフ・デ・ヒーア監督を第39回東京国際映画祭コンペティション部門の審査委員長にお迎えできることを大変嬉しく思います。独自の視点と揺るぎない映画作家精神で、長年にわたり世界の映画に新たな可能性を切り拓いてきたロルフ・デ・ヒーア監督。その豊かな経験と深い洞察によって、多彩な作品が集う今年のコンペティションに新たな対話と発見が生まれることを期待しています。

■公開情報
「第39回東京国際映画祭」
開催期間:10月26日(月)〜11月4日(水)
主催:公益財団法人ユニジャパン
公式サイト:www.tiff-jp.net

「TIFFCOM 2026」
開催期間:10月28日(水)~10月30日(金)
主催:経済産業省、総務省、公益財団法人ユニジャパン
公式サイト:tiffcom.jp

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