水上恒司が役に飲み込まれて不穏な雰囲気に 『本当にあった話(の話)』予告編公開
10月2日に公開される水上恒司主演映画『本当にあった話(の話)』のポスタービジュアルと予告編が公開された。
本作は、鴻池留衣の小説『フェミニストのままじゃいられない』(文藝春秋)を原作に、人間の闇をブラックかつシニカルに描いたディストピア映画。2018年公開の長編デビュー作『赤色彗星倶楽部』がPFFアワード2017日活賞&映画ファン賞を受賞し、第11回田辺・弁慶映画祭ではグランプリに輝いた武井佑吏監督の商業デビュー作となる。
舞台は1999年。厳格な家庭に縛られてきた近田貴子は、恋人との結婚を否定され、ある計画に踏み出す。それは、立派な経歴を持つ男と結婚し殺害、その人生を恋人に引き継がせ“夫婦”として生きる計画だった。しかし、貴子の歪んだ欲望は止まらず、殺人は繰り返されていく。そんな世間を震撼させた“配偶者入れ替え連続殺人事件”から数十年。事件を元にした禁断の舞台が作られることになり、夛田が主演を射止める。だがそこからがこの舞台の悪夢の始まりとなる。
“配偶者入れ替え連続殺人事件”の舞台の主演を務めることになる夛田を水上が演じるほか、黒木華、山下美月、小池栄子、佐々木蔵之介らが共演に名を連ねた。
公開されたポスタービジュアルには、強烈な笑顔を見せる夛田(水上恒司)の姿が写し出され、舞台の主演の座を射止めたのを機に、役と一体化してしまい、“本当のこと”を盲信して暴走する男の怖さが表現されている。そんな夛田と舞台で関わる相手役の米良(黒木華)、脚本家の垣内(小池栄子)、舞台演出家の加藤(佐々木蔵之介)の姿も収められているが、“無垢なる真顔”がどこか不穏な雰囲気を漂わせている。
あわせて公開された予告編は、Maika Loubtéによるエレクトロミュージック「鋼の馬」をバックに、演技経験のなかった会社員の夛田(水上恒司)が、しだいに役に呑み込まれ、周囲の化けの皮を剥がしていく過程がスケッチされていき、米良(黒木華)から浴びせられる「やっぱ頭おかしいね?」の痛烈な一言の後、最後は、暗がりでパソコンの光に照らされた不気味な笑顔で締めくくられる。
■公開情報
『本当にあった話(の話)』
10月2日(金)テアトル新宿ほか全国公開
出演:水上恒司、黒木華、山下美月、大東駿介、山本浩司、小池栄子、佐々木蔵之介
監督:武井佑吏
原作:鴻池留衣『フェミニストのままじゃいられない』(文藝春秋)
配給:東京テアトル
©鴻池留衣/文藝春秋 /2026「本当にあった話(の話)」製作委員会
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