読売新聞、アニメ産業拡大に向けたグループ企業子会社化 「業界にお金が回る仕組みを」

 続いて登壇したのは、読売テレビ代表取締役社長の松田。松田からは、読売テレビが携わってきたアニメ放送の事例が紹介された。読売テレビは1967年の『黄金バット』にはじまり、『巨人の星』や『タイガーマスク』『天才バカボン』『ルパン3世』などの名作を世に送り出してきた。松田はこれらのラインナップを紹介しながら、コアファンが見れば「痺れる」と述べ、作品の知名度の高さをアピールした。

 1996年には『名探偵コナン』の放送が開始。2026年で放送30周年を迎え、『放送30周年記念TVアニメ「名探偵コナン」展』も全国12箇所と台北で開催。アニメを起点としてグローバルな総合IPビジネス発展の一翼を、読売テレビは担ってきた。

 また、2025年日本国際博覧会の際には、イタリアパビリオン内でアニメーション作品『ピノ&シノビー』が上映された。同作は、読売テレビの公式マスコットキャラ・シノビーと、イタリアの少年・ピノが“日常の中の冒険”から様々な発見をするストーリー。イタリアのStudio Bozzettoが制作を手がけ、現在は読売テレビにて毎週金曜日23時19分から放送されている。

 最後に、YTE代表取締役社長の梅田が、同社の事業内容を説明。YTEは1970年に設立されてから、読売テレビの子会社として音楽出版やアニメーション製作、コンテンツの海外販売などを手がけている。アニメ製作事業には2008年から携わり、近年の作品としては『本好きの下剋上 領主の養女』『ヒロイン?聖女?いいえ、オールワークスメイドです(誇)!』をはじめ、年間8シリーズほどを手がけている。

 読売テレビで放送されている作品の海外販売も手がけており、英語・中国語をはじめグローバル展開をみすえた営業担当者を多数抱えている。今回の提携を機に増員も予定しているという。

 IPグッズのプロデュースにも多数携わっており、製作に参加したアニメ『マニアック』(伊藤潤二の同名原作漫画の映像化作品)とサンリオとのコラボグッズ、『名探偵コナン』とくら寿司のコラボキャンペーンなどを手がけてきた。

 読売新聞、読売テレビ、YTEがこれらの事例の経験を活かし、制作会社とも直接関わりながら、さらなる国内アニメ産業の発展に貢献するというのが今回の発表で示された方針だ。

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