高橋一生、『リボーン』で意識した理想の座長像 「周りが語ることで主演が形作られる」
高橋一生にとっての“理想的な主演のあり方”とは
ーー撮影現場では、共演者の方々とのセッションも刺激的だと伺いました。
高橋:とにかく柳沢慎吾さんのエネルギーに圧倒されています。“中心力”と言うんですかね。学ぶことがすごく多いので、終始ずっと柳沢さんの話を聞いてます。
ーー具体的にどういう学びがありますか?
高橋:「自分が話題の中心にいないと困る」ということを主張されているんですよ(笑)。そこまで言い切れてしまうエネルギーって凄いなと思って。それだけ人を引き寄せる力や愛嬌がある。きっと繊細なところもおありなんでしょうけれど、すごく強い人だと感じます。柳沢さん以外にも、いろんなジャンルの方たちが集まっていて。岸本加世子さんは僕の大好きな女優さんで、まさかご一緒できるとは思っていなかったので、とてもいい経験をさせていただいています。この撮影スピードの中で、皆さんがそれぞれ一瞬でキャラクターの強さを出してくださることは、作品にとっても、主演を務める僕にとっても、これ以上ない大きな支えになっています。
ーー“主演”という言葉がありましたが、高橋さんは現場の座長として、どのように作品を引っ張っていこうと考えていますか?
高橋:僕は、理想的な主演のあり方というのは「周りのキャラクターたちが主人公を語ることで、結果的に主演が形作られる」という構造だと思っているんです。そうでないと、周囲のキャラクターたちの存在感がどんどん薄れていってしまいかねない。優れた台本ほど、周りの人間が主人公をどう捉えるかによって物語がドライブしていくものですが、今回は僕のセリフの分量もかなり多い。そこを、皆さんが圧倒的なキャラクターの強さで埋めて、立体的にしてくださっています。
ーー本作のタイトルには「最後のヒーロー」という言葉が入っています。高橋さんにとっての「ヒーロー」と言える存在は誰ですか?
高橋:多くの人が声を揃えて「あの人はヒーローだ」と言うような象徴的な存在ではなく、僕にとってはもっと身近にいた人ですね。具体的に言うなら、僕の祖父がまさにヒーローでした。
ーーどのような部分に、ヒーロー像を重ねていたのでしょうか?
高橋:祖父は機械系に強くて何でも自分で作れる人だったんです。子供の頃、おもちゃの剣が欲しいと頼んだら、その場ですぐに木を削って作ってくれて。バイクのいじり方も、車の乗り方も、全部祖父が教えてくれました。僕の目には、何でも魔法のようにこなしてしまう、最高にカッコいいヒーローに映っていましたね。時代や社会の流れによっては、そのときそのときで“敵”とされてしまう人や、現代で言えば炎上してしまうような人もいます。彼らの中には、実は身を挺して何かを守ろうとしたヒーローもいるのかもしれない。けれど、それが正当に定義されるのは何十年も後だったりして、その頃にはもう時代が変わって「それって誰?」となってしまう。それが歴史の常なのかなとも思います。だからこそ、僕は世間の評価ではなく、自分にとっての身近な大切な人たちを、ずっと忘れないようにしていたいという気持ちが強いんです。
■放送情報
『リボーン ~最後のヒーロー~』
テレビ朝日系にて、毎週火曜21:00〜21:54放送
出演:高橋一生、中村アン、鈴鹿央士、横田真悠、小日向文世、市村正親
脚本:橋本裕志
演出:藤田明二、麻生学、二宮崇
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:山形亮介(テレビ朝日)、中込卓也 (テレビ朝日)、河野美里 (ホリプロ)、奥村麻美子(ホリプロ)
音楽:佐藤航
主題歌:宮本浩次「I love 人生!」(UNIVERSAL SIGMA)
制作協力:ホリプロ
制作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/reborn/
公式X(旧Twitter):https://x.com/@reborn_tvasahi
公式Instagram:https://www.instagram.com/reborn_tvasahi
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@reborn_tvasahi