『風、薫る』“千佳子”仲間由紀恵が家族のため手術を決意 “シマケン”佐野晶哉の恋も進展?

 NHK連続テレビ小説『風、薫る』第8週「夕映え」第40話では、千佳子(仲間由紀恵)が手術を決意する。その後押しのヒントになったのは、「自分のためだけだとふんばりがきかないけど親や兄弟なら」というまさかの寛太(藤原季節)の言葉。夫の元彦(谷田歩)が明治維新の前に、信右衛門(北村一輝)に世話になっていたことをきっかけに、りん(見上愛)は千佳子が元彦との思い出の祝言に見た夕映えの眺めを大切にしていることを伝え、深々と頭を下げた。「奥様の病はお一人で心の内に抱えておくには重すぎるものかもしれません。私の看護では力不足のようで……申し訳ありません」というりんの言葉が、元彦を動かす。

 元彦は千佳子の病室に向かい、頭を下げた。「私のために手術を受けてくれないか? 私のためにつらくとも苦しくとも生きてほしい」と、ともに美しい夕映えの空を見続けたいという元彦の願いを千佳子は受け入れた。その日、穏やかな空に夕陽が美しく広がっていた。

 さらに千佳子の計らいにより、りんは手術に立ち会えることになった。看護婦見習いという立場では特例といえる。バーンズ(エマ・ハワード)は「患者は人です。人は強くて弱くて、それゆえ嘘をつくこともあります。しかし、体は嘘をつきません。人を知ってください。体温のある肉体を知ってください」とりんを含めた生徒たちに言葉を届ける。千佳子は手術への立ち会いを「勉強のため」と理由付けしていたが、そこには千佳子なりの“嘘”が隠れていたのではないかと、りんは千佳子のいる病室へと向かった。気づくのは、りんを見つめる千佳子の眼差し。病院に来たばかりの頃は誰とも目を合わせなかった千佳子が、今ではりんを優しく見つめている。彼女を信頼している証だ。

 一方、りんの妹・安(早坂美海)と宗一(上杉柊平)の縁談の話が進んでいた。シマケン(佐野晶哉)の立ち会いのもと、まずは弟の太一(林裕太)を含めた槇村兄弟と会ってみるところから。槇村の家は風通しのよさそうな家風ということだが、太一は兄の宗一と違って自由奔放。安もすでに苦手そうな表情を見せており、次週の予告ではいつものように言い争いになるシマケンと太一の仲裁に入る安の姿が確認できる。

 そして、安はシマケンが姉のりんに抱いている好意に気づいていた。先がどうなるか知れない小説家という職業でも、姉はきっと男の人がどんな仕事をしていたとしても、長男でも末っ子でも気にしないと思う、と話す安にシマケンは「へぇ……」と冷静を保とうとするが、嬉しそうに微かな笑みを浮かべる表情は誤魔化すことはできなかった。思わず笑い出す安は「シマケンさんはご自分に嘘つきですね」と言葉をかける。安と宗一を繋げたように、りんとシマケンの仲を取り持つキューピッドとなるのは安なのかもしれない。

■放送情報
2026年度前期 NHK連続テレビ小説『風、薫る』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜~金曜12:45~13:00再放送
NHK BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
NHK BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:見上愛、上坂樹里
脚本:吉澤智子
原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
制作統括:松園武大
プロデューサー:川口俊介
演出:佐々木善春、橋本万葉ほか
写真提供=NHK

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