『リボーン』少し気にかかる“根尾光誠”高橋一生の言動 新章突入を強く実感させる第6話

 主題歌である宮本浩次「I love 人生!」をバックに、根尾光誠(高橋一生)によるこれまでのエピソードの振り返りから入るドラマ『リボーン ~最後のヒーロー~』(テレビ朝日系)第6話は、新章突入を強く実感させる回となっている。

 その要素を感じさせる一番の理由としてあるのが、第1話とほぼ同じシーンをなぞっていく描写が多くインサートされていることにある。しかし、違っているのは根尾光誠が野本英人として生きていること。転生先の世界線で生きる根尾光誠がルームランナーの上に乗り、野本英梨(横田真悠)がワゴンに乗せた贈答品を持ってくるシーンは初回の印象的な場面の一つであったが、その贈答品を持ち帰った先が野本家であり、結局は転生した光誠に帰ってくるのには笑ってしまう。

 光誠はSF小説で読んだ「歴史を変えて成功を得た者は、その代償を払う日が来る。その代償は命である」という仮説に密かな不安を抱いていた。光誠は転生する前の“未来の記憶”を頼りに、未来を予測しあかり商店街を盛り上げてきたが、その代償なのか、光誠は突然倒れ入院を余儀なくされた。光誠はここから根尾光誠の孤独が加速し、いくつもの悲劇を生んでいくことを知っている。光誠は自身がその悲劇を回避するために転生してきた、“最後のヒーロー”であることを予感し始めていた。

 第6話で見ものとなるのは、東郷義隆(市村正親)から蒼萬社長・一萬田仁志(坪倉由幸)を紹介された光誠が競馬で未来の記憶を使い禁断の大勝負に出るシーン。東郷と一萬田の馬が1着、2着になる、というかつての記憶を頼りに光誠はレースを見守るものの、結果は惨敗。光誠は東郷だけでなく、NEOXISの役員、そして根尾光誠からも見放されることとなってしまう。2020年、コロナ禍へと突入。東京オリンピックは2021年に延期となり、東郷や友野達樹(鈴鹿央士)たちは光誠が話していた予見が現実味を帯びてきたことに驚くばかりだった。競馬で東郷と一萬田の馬が揃ってワンツーフィニッシュとなったのは別のレース。光誠の先見の明は狂ってはいなかった。

 NEOXISはVENAホールディングスの買収に動いているが、そのことがNEOXISに打撃を与え、あかり商店街の土地買収に向かっていくことを光誠は知っている。光誠の転生によって未来が少しづつ変わるのならば、あかり商店街の立ち退きの未来も変わるのか。

 転生前の根尾光誠が「未来か……」とつぶやきNEOXISのビルから街を見下す先に、転生後の光誠がそびえ立つビルを見上げる。上から見下す人間と下から見上げる人間――競馬場での光誠と友野の会話を表した描写だが、根尾光誠はそのどちらでもあるということになるだろう。根尾光誠と更紗(中村アン)の距離が縮まっていることに嫉妬を抱く光誠だが、明らかに野本英人と会おうとせずに避けているとすら思える根尾光誠の言動も少し気にかかる。

 自分は根尾光誠なのか、野本英人なのか。未来を変えることで何を守ろうとしているのか。その答えが曖昧になっていく中、第7話では光誠を階段から突き落とした犯人が判明する。その犯人は光誠に恨みを持った友野なのか? 

■放送情報
『リボーン ~最後のヒーロー~』
テレビ朝日系にて、毎週火曜21:00〜21:54放送
出演:高橋一生、中村アン、鈴鹿央士、横田真悠、小日向文世、市村正親
脚本:橋本裕志
演出:藤田明二、麻生学、二宮崇
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:山形亮介(テレビ朝日)、中込卓也 (テレビ朝日)、河野美里 (ホリプロ)、奥村麻美子(ホリプロ)
音楽:佐藤航
主題歌:宮本浩次「I love 人生!」(UNIVERSAL SIGMA)
制作協力:ホリプロ
制作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
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