『本日も完売しました』の止まらぬ勢い “ロマンス職人”アン・ヒョソプに世界が夢中に
イェジンがMCという華やかな職業につきながらも、家中に商品があふれ、恋人にはフラれ、家族との関係も内面も問題が山積みで薬漬けの姿が痛ましい。メチュリが、イェジンの抱えている事情を知るにつれ、彼女を心配してあれこれ行動する姿に胸キュンさせられる。アン・ヒョソプの黙っていたらクールに見える眼差しが、段々と変化し、心配や優しさを宿していく。アン・ヒョソプという俳優は、眼差しに多くを語らせる。
ロマンティックコメディでの定石通り、メチュリとイェジンは反目し合い、そこにセカンド・リード・シンドローム(二番手男子に惚れ込み応援してしまう)を巻き起こす、イェジンが過去に出会ったエリック役でキム・ボムが登場! 『花より男子〜Boys Over Flowers』のソ・イジョン役で多くの視聴者を胸キュンさせ、『九尾狐伝』でのイ・ラン役でイ・ドンウク演じるヨンとの兄弟ケミで私たちを悶絶させたキム・ボムが、満を持してロマンティックコメディに出演とあらば二番手男子好きが沸くのも当然のことだ。すでに、キム・ボム目当てで見ているという声も聞かれる中で、エリック役として、数年前に出会ったイェジンを一途に想い続けてきたというのだから、メチュリの強力ライバルだ。
イェジンを巡って、メチュリとエリックが火花を散らす場面もあり、アン・ヒョソプが魅せる極上の「嫉妬の眼差し」に痺れてしまう。イェジン、メチュリ、エリックのそれぞれが心に傷を負っており、エリックが物語を深化させる役目としてブランドの専務という立ち位置ながらも、姉との関係に苦悩する姿も垣間見えた。
メチュリ(アン・ヒョソプ)とエリック(キム・ボム)が嫉妬し合い取り合う、イェジン役のチェ・ウォンビンは、『こんなに親密な裏切り者』で百想芸術大賞の新人演技賞を受賞の今注目の若手俳優だ。『人魚王子 ザ・ビギニング』や『Sweet Home2』、映画『THE WITCH/魔女 -増殖-』『あやしい彼女』などに出演し、圧倒的な目力を持ち、陰陽を演じ分けることができると韓国でも評判が高い。本作では、序盤に見せた自信満々の姿から、壊れている自分を必死で保とうとする姿や、虚ろな眼差しの芝居が見事だ。イェジンの天真爛漫な姿と、荒れた内実を併せ持つ張り詰めた頑張りは、現代を生き急ぐ影の側面を映し出す。エナジードリンクを大量に摂取し、体と心を騙してきた彼女が、過去に睡眠薬を手放せなかったメチュリと出会い、癒やされる過程で温かでキュン度の高いラブを見せてくれるのだろう。
全12話の折り返しの第6話までが配信され、ヒーリング作品らしくスローバーンのドラマとして、メチュリ、イェジン、エリックの恋模様も盛り上がってきた。冷たく見えたメチュリがイェジンのために薬を一包ずつ届けたり、家の家具で怪我をしないようにするさまは、彼を好きにならずにいられない。『社内お見合い』で、「始祖鳥」というニックネームで楽しませてくれたアン・ヒョソプが、なんちゃって財閥姿や、鳥になって飛んでいく姿で笑わせたりとコメディセンスを発揮している。恋のジェットコースターがカタカタと音を立て上昇し始め、「イェジンがメチュリにキス」(!)という展開で、後半に突入……(早く!次話!)。メチュリの心に飛び込むイェジンにより心に春が注ぎ込まれ、ふたりが共に芽吹くことを期待している。
参照
※1. https://www.netflix.com/tudum/top10/tv-non-english?week=2026-04-26
※2. https://www.netflix.com/tudum/top10/tv-non-english
※3. https://www.youtube.com/watch?v=J7awinl5Yj4
■配信情報
『本日も完売しました』
Netflixにて配信中
出演:アン・ヒョソプ、チェ・ウォンビン、キム・ボム
制作:アン・ジョンヨン、チン・スンヒ