磯村勇斗×末澤誠也『mentor』に綾野剛が出演 “理解不能”なティザービジュアル&特報も
磯村勇斗とAぇ! groupの末澤誠也がW主演を務める𠮷田恵輔の新作映画『mentor』の公開日が10月16日に決定。あわせてティザービジュアルと特報映像が公開され、新たに綾野剛の出演が発表された。
本作は、“過去”に囚われたまま大人になった2人の青年と、そんな彼らの心を揺らし、運命を狂わす“メンター(助言者・導き手)”の存在を描く人間ドラマ。『ミッシング』『空白』『ヒメアノ〜ル』などの𠮷田が監督を務め、『新聞記者』が日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞したスターサンズが企画を担う。磯村とは『月』以来のタッグであり、𠮷田監督とは『愛しのアイリーン』『空白』『ミッシング』に続く4度目の顔合わせとなる。
15年前の夏。少年の花火遊び—龍之介と拓海の無邪気な火遊びが、隣のアパートを全焼させた。黒焦げの妻を抱えて現れた男・埜本。その光景を前に、2人の人生は止まった。やがて罪に蓋をし前へ進もうとする龍之介は、アーチェリーのオリンピック日本代表選考に残る強化選手として日々を過ごしていた。一方、過去に取り残されたままの拓海は、いまだ罪の記憶から抜け出せず、陰鬱な日々を送っていた。対照的な2人の前に、あの火傷の男・埜本が再び現れる。ところが彼は、恨みどころか“慈愛”そのもの。不気味なほど優しい埜本の言葉は、いつしか彼らにとっての“mentor/メンター”(助言者・導き手)となっていく。
『ヤクザと家族 The Family』『PLAN 75』『月』などの磯村と、Aぇ! groupのメンバーで、今回が個人として初の映画主演となる末澤がW主演を務める。
綾野が演じるのは、龍之介(磯村勇斗)と拓海(末澤誠也)の過去と現在をつなぐ、物語の鍵を握る存在・埜本。幼い頃の龍之介と拓海が起こしてしまった花火の事故で全焼したアパートの元住人で、その火災で妻子を失い、自らも全身に火傷を負った人物だ。15年の時を経て再び二人の前に現れた埜本は、恨みをぶつけるどころか、なぜか優しすぎた。その優しさは、龍之介には拭えない違和感となり、拓海には救いの光のように映っていく。やがて埜本は、拓海にとって心の拠り所となる“メンター”のような存在になっていく。
そんな埜本という複雑な人物像を体現するため、綾野は特殊メイクにも挑んだ。火災によって全身に深い火傷を負った埜本の痛ましい姿は、特殊メイクによって作り上げられた。皮膚の質感や傷跡に至るまで緻密に作り込まれ、その準備には毎回約3時間を要したという。
本作のタイトルでもある“メンター”を演じた綾野は、本作の撮影中を振り返り、「磯村勇斗さんの鍛錬と感性の爆発力、末澤誠也さんの才能と天性の瞬発力。そして𠮷田恵輔監督の奇才奇天烈な総合力。その火口に飛び込み混ざり、ただただ極上のカオスな日々を過ごさせて頂きました」と話し、「ぜひ、これ以上の情報を一切入れずノーガードで映画『mentor』を浴びて頂けましたら幸いです」と観客へ向けたメッセージを寄せた。
綾野との共演、そして本作の現場について、磯村は、「普段から僕のメンター的存在なので、同じ空間で再びお芝居ができることをとても楽しみにしていました。現場での綾野さんの存在は、この作品を灯す炎のように僕たちを導き、メンターの明部と暗部の危うく揺れ動く輪郭に、僕たちは翻弄されました。そこに、末澤さんの鮮烈な存在感が加わり、三人の関係にうねりが生まれ、物語に緊張と緩和を与えてくれました」と語った。
末澤もまた、「磯村くんとは本当に子供の頃から仲良かったみたいに、撮影の合間でふざけ合っていましたし、綾野さんとのシーンも多かったのですが、すごく気さくに話してくださり、近くでたくさん学ばせて頂きました」と個人として初主演作品となる本作の撮影現場での貴重な経験を明かす。
また、 メンター役には当初から綾野をイメージしていたと話す物語の生みの親・𠮷田監督は、「こんな演技に貪欲で妥協がない人がいるのかと驚きつつ、監督として負けるわけにはいかないので、いつも以上の集中力で脳みそフル回転でした」と今回初めて仕事を共にした綾野についてコメントを寄せる。さらに、「完成後、改めて綾野剛さんの凄さに感謝と感動。映画作りはバランスが大事です。しかし『mentor』は個性がぶつかり合い、全く調和しないのが魅力だと思っています」と自信をのぞかせた。
公開されたティザービジュアルでは、磯村、末澤、そして綾野が演じたキャラクターたちの頭部が燃え上がる様子を捉えられている。3人の人生が変わってしまった共通点でもある、15年前の火災を想起させる頭部を包む炎が、時が経ってもなお“消えることのない現実”を表現するかのように頭上で燃え続けている。どこか虚ろに前を見据える龍之介、笑顔の奥に狂気をにじませる拓海、そして悲しみにも怒りにも見える不思議な表情を浮かべる埜本の目が重なる。
あわせて公開された特報映像は、埜本が当時住んでいた燃え盛るアパートを前に立ち尽くす少年時代の龍之介と拓海の姿から幕を開ける。やがて現在へと移り、オリンピック出場を目指しアーチェリーに打ち込む龍之介と、一方で何故か2人が起こした火事の被害者である埜本と共に笑顔で並ぶ拓海の姿が。拓海は埜本を「メンター」と呼び懐き、心の距離が縮まると同時に自信に満ちた笑顔が増えていく。一方、徐々に不安定さを増していく龍之介、そして優しい笑顔から一転し表情を失くす埜本。“何か”にすがり続けた人間の“それ”が崩れ、二度と出会うはずのなかった3人が再び顔を合わせてしまった時、暴走と共鳴が始まる。
コメント
綾野剛(メンター・埜本潤役)
磯村勇斗さんの鍛錬と感性の爆発力、末澤誠也さんの才能と天性の瞬発力。
そして田恵輔監督の奇才奇天烈な総合力。
その火口に飛び込み混ざり、ただただ極上のカオスな日々を過ごさせて頂きました。
ぜひ、これ以上の情報を一切入れずノーガードで映画『mentor』を浴びて頂けましたら幸いです。
磯村勇斗(益子龍之介役)
綾野剛さんがメンター役とお聞きした時、率直に嬉しかったです。それは、普段から僕のメンター的存在なので、同じ空間で再びお芝居ができることをとても楽しみにしていました。現場での綾野さんの存在は、この作品を灯す炎のように僕たちを導き、メンターの明部と暗部の危うく揺れ動く輪郭に、僕たちは翻弄されました。そこに、末澤さんの鮮烈な存在感が、三人の関係にうねりを生み出し、物語に緊張と緩和を与えてくれました。胸が抉られ、どこか笑えてくる。五感をジャックし、感情を揺さぶり、思考まで侵食してくる吉田恵輔監督とは何者なのか。僕は今もなお考え続けています。先の読めないこの作品に、どうぞ身を放り投げるように飛び込んでいただけたら嬉しいです。
末澤誠也(上谷拓海役)
人間のドロドロした部分が溢れていて、一つの事件に対して、様々な角度から描かれているので色んな感じ方をしていただける、𠮷田監督の世界観が存分に味わえる映画になってます。観させて頂いた後、この映画のジャンルは何になるんだろうとみんなで話していました。そこも含めて楽しんで頂けると嬉しいです。
磯村くんとは本当に子供の頃から仲良かったみたいに、撮影の合間でふざけ合っていましたし、綾野さんとのシーンも多かったのですが、すごく気さくに話してくださり、近くでたくさん学ばせて頂きました。
僕にとって個人としての初主演作品になる『mentor』ですが、物凄く貴重な経験をさせていただけた現場でした。
是非劇場でお楽しみください。
𠮷田恵輔(脚本・監督)
タイトルにもあるメンター役には当初から綾野剛さんをイメージしていました。いつかご一緒したい俳優であるのは勿論、圧倒的な演技力は言うことなし。そして今作、最も必要だったのは、柔らかな人物像でありながら、カリスマ性を持ち合わせ、時に狂気も垣間見えるキャラクター。撮影中は、こんな演技に貪欲で妥協がない人がいるのかと驚きつつ、監督として負けるわけにはいかないので、いつも以上の集中力で脳みそフル回転でした。
完成後、改めて綾野剛さんの凄さに感謝と感動。映画作りはバランスが大事です。しかし『mentor』は個性がぶつかり合い、全く調和しないのが魅力だと思っています。今まで体感したことのない映画を是非劇場で味わっていただきたいです。
■公開情報
『mentor』
10月16日(金)全国公開
出演: 磯村勇斗、末澤誠也、綾野剛
監督・脚本:𠮷田恵輔
製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ
企画製作:スターサンズ
制作プロダクション:SS工房
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ、スターサンズ
©︎『mentor』製作委員会
公式サイト:www.mentor-movie.jp
公式X(旧Twitter):@eiga_mentor