広瀬すず、瀬々敬久監督作『存在のすべてを』に出演 西島秀俊との初共演に「光栄でした」
西島秀俊が主演を務める瀬々敬久監督の新作映画『存在のすべてを』に広瀬すずが出演することが発表され、あわせて初の本編映像となる超特報映像が公開された。
本作は、「『本の雑誌』が選ぶ2023年度ベスト10」にて第1位を獲得し、2024年本屋大賞にノミネート、さらに第9回渡辺淳一文学賞を受賞した塩田武士による同名小説を映画化するミステリー。共同企画と製作を東映とテレビ朝日が手がけ、『64‐ロクヨン‐』『護られなかった者たちへ』などの瀬々が監督を務める。
1991年に発生し、未解決のまま時効を迎えた前代未聞の“二児同時誘拐事件”。一方の児童は無事発見され、もう一方の児童は行方が掴めないまま3年が経ったある日突然、祖父母宅に姿を現す。しかし、その3年間については固く口を閉ざし続ける。事件から30年後、新聞記者の門田次郎(西島秀俊)は、旧知の刑事の死をきっかけに事件の真相を追うことに。空白の3年に隠された“真実”とは。
“二児同時誘拐事件”当時、警察担当の新聞記者だった主人公・門田次郎役で主演を務めるのは、『ドライブ・マイ・カー』などの西島。瀬々監督と西島は1998年に公開された『冷血の罠』以来、27年ぶりのタッグとなる。
広瀬が演じるのは、未解決事件の被害者だった少年の同級生である若き画廊のオーナー・土屋里穂。広瀬は本作への参加について、「初めて参加した瀬々組は、監督が具体的な演出とともに熱量を共有してくださるので、とても肌馴染みが良く、演じる側としてすごく心地よかったです」と語った。また、主演の西島との初共演については、「それぞれの演者の距離感や立ち位置のバランス、ご自身の動きに対する相手の動きまで全部考えてくださっていて、客観的に構図を見る姿にとても感銘を受けました」とし、「西島さんの心の広いお人柄を近くで見させていただけて嬉しかったし、光栄でした」と西島への厚い信頼を寄せた。
公開された超特報映像は、横浜市で発生した前代未聞の“二児同時誘拐事件“から幕を開ける。そして、男が薄暗い階段を駆け上がる緊迫感溢れるシーンや袋をかぶせられ連れ去られる男児、警察の捜査や報道が過熱する様子がスリリングに描かれていく。さらに、サイレンや怒号が響く中、画面には「警察大失態」というセンセーショナルな新聞見出しが大きく映し出され、事件が社会に与えた衝撃と混乱の大きさを物語り、そして世間が騒然とする中、事件は未解決のまま時効を迎え、その謎は闇に葬られたまま時が流れてしまう。
そこから映像は一転し、壮大な自然の風景を背景に、事件を追い続ける記者・門田(西島秀俊)の鋭い視線や、張り詰めた表情が映し出され、30年越しに事件が動き出すことを示唆。終盤では、静かに燃え落ちる線香花火や誰かが手をそっと握り合う温かなカットに続き、手紙を見つめながら大粒の涙を流す土屋(広瀬すず)の姿が映し出されていく。
あわせて、鋭い視線を投げかけ、事件への追求心を感じさせる門田と、まっすぐ前を見据えながらも、どこか憂いと儚さを帯びた表情を見せる土屋の姿を捉えたソロカットも公開された。
また、映画公開に先駆け、原作『存在のすべてを』の文庫本が朝日文庫より4月7日に発売されることも決定。文庫本の帯には、今回公開された門田と土屋のソロカットもあしらわれている。
なお、本作の公開日は2027年2月5日に決定した。
コメント
広瀬すず(土屋里穂役)
今回初めて参加した瀬々組は、監督が具体的な演出とともに熱量を共有してくださるので、とても肌馴染みが¥良く、演じる側としてすごく心地よかったです。また、主演の西島さんのお人柄に触れながらお芝居ができたこと、本当に嬉しく光栄な経験でした。西島さんはそれぞれの演者の距離感や立ち位置のバランス、ご自身の動きに対する相手の動きまで全部考えてくださっていて、客観的に構図を見る姿にとても感銘を受けました。
■公開情報
『存在のすべてを』
2027年2月5日(水)全国公開
出演:西島秀俊、広瀬すず
監督:瀬々敬久
原作:塩田武士『存在のすべてを』(朝日新聞出版刊)
配給:東映
©2027「存在のすべてを」製作委員会 ©塩田武士/朝日新聞出版
公式サイト:https://sonzai-movie.com/