増田セバスチャンの“KAWAII”を追体験 展覧会『KAWAIITOPIA -GO TO HEAVEN(HELL)-』開幕
埼玉県飯能市の北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」内の現代美術館「HYPER MUSEUM HANNO(ハイパーミュージアム飯能)」にて、開館1周年記念した展覧会『増田セバスチャン「KAWAIITOPIA -GO TO HEAVEN(HELL)-」(カワイイトピア ゴー トゥ ヘヴン(ヘル))』が3月14日から8月30日にかけて開催されている。
本展覧会は、日本発のポップカルチャー「KAWAII(カワイイ)」の第一人者であり、世界中にファンを持つアーティスト・増田セバスチャンによる5年ぶりの大規模展だ。
3月13日には世界各国から集まった150名を超えるKAWAIIカルチャーを愛するファンやメディア向けの内覧会が行われ、ハイパーミュージアム飯能の館長・後藤繁雄と増田による挨拶と館内での展示解説が行われたほか、「KAWAII-CORE ISLAND(カワイイコアアイランド)」への上陸ツアー、5月16日に特別運行が決まっている西武鉄道株式会社と連携した1日限りの特急ラビュー「KAWAIIトレイン」の先行体験も実施された。
ハイパーミュージアム飯能の入口に設置された高さ約6メートルのタワー型の作品「Polychromatic Skin -Gender Tower-(ポリクロマティック スキン -ジェンダータワー-)」の横で実施されたセレモニーで、はじめに館長の後藤は、「ハイパーミュージアム飯能は開館してちょうど1周年。増田さんとしては5年ぶりの大規模展であり、原宿の拠点『6%DOKIDOKI』のオープンから30周年という記念のタイミングにここで個展ができるというのは、ハイパーミュージアム飯能として光栄なこと」と述べ、「この30年の間にKAWAIIという考え方は、増田さんが主導してくれて世界に浸透したと思っている。今回の見どころは、まずは宮沢湖に浮かんでいる島。“KAWAIIの聖地化”というのをこの場所でやりたいと考えていた。また、館内には増田さんが考えているKAWAIIの追体験ができる6つの部屋があり、お客さんがそこを巡礼していける空間となっている。ここにある『ポリクロマティック スキン -ジェンダータワー -』や増田さんのアート活動を代表する作品を全部集めているので見どころ満載。KAWAIIの聖地化であることを世界に発信していきたい」と展望を話した。
続いて増田は「これまでのアーティスト活動の中で、いろいろなところで展示したものをこうやって一堂に集めるのは初めてで、すごい展覧会ができたなと思う。『KAWAIITOPIA』は、KAWAII(カワイイ)とUTOPIA(ユートピア)をくっつけた造語。今、世界が混乱している状況の中、コロナも落ち着き、私たちは次の時代を探しに行かなければならない。本当のユートピアってどこにあるんだろう。この現実はユートピアではない。ならばせめてKAWAIIカルチャーに共感してくれる人たちに向けて、自分のユートピアのヒントになるような場所になってほしいという思いを込め、この『KAWAIITOPIA』を作りました。展覧会では、自分の幼少期からの原体験を一緒に巡ってもらえるような展示になっている」と説明。また、カワイイコアアイランドについては、「足こぎボートで自分で苦労して行かなければならないが、島にぜひ行ってほしい。ユートピアは、遠くて近い。それをこの島で表現した。島には、棘で守られたハートの作品が展示してあるが、この棘は自分自身を守るためのもの。そして作品の中には、問いかけがある。みなさん答えを残してほしい。KAWAIIのユートピアを探す旅、どうか未来に向かって自分の本当のユートピアを見つけるヒントやきっかけにこの展示がなればいいなと思う」とコメントした。
メイン展示会場となる館内は、増田自身の記憶を巡りながら進む、7つのエリア(6つのKAWAII天国(地獄)の部屋と1つの現実)から構成されている。お菓子のパッケージとカラフルな落書きが目を引く1の部屋「Sweets Hell」、分解されたぬいぐるみたちの群れ、通称「地獄ぬいぐるみ」が置かれた2の部屋「Plushie Hell」、真っ白な世界でブランコを漕ぐ3の部屋「White Hell」、世界中から集めた様々なマテリアルを再構成し、新しい色を生み出す4の部屋「Materials Hell」、暗闇の中で言葉が浮かぶ5の部屋「Words Hell」、12年前にニューヨークで誕生したKAWAIIの金字塔的作品にもう1つの扉が開く6の部屋「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」、そして6の部屋を抜けると、遠くの空に透明なハート型作品「KAWAII-CORE」が光り輝く「Real ️or ️Hell? ️〜KAWAII-CORE(カワイイコア)」。また、展覧会の入口には、日本初展示となる作品「EXPRESS YOURSELF」が設置されている。増田が昔から集めてきたおもちゃやアクセサリーが人の顔型に作られた透明の輪郭の中に積み重なり、作品の中に内蔵されたモニターには、世界各国のKawaiiコミュニティから提供された約40名の“目の映像”が映し出されている。
また、館内無料エリアには、原宿で人気のKAWAIIグッズや、ここでしか買えない限定グッズや先行グッズのポップアップショップが登場。増田セバスチャン作品と撮影できるブースも設置されている。
別途ボートチケットを購入することで参加できる特別プログラム「KAWAII-CORE ISLAND(カワイイコア アイランド)」上陸ツアーでは、宮沢湖に浮かぶピンクの島「KAWAII-CORE ISLAND」を訪れることができる。高さ6m×幅7.5mの「棘で守られたハート」の巨大作品は、「KAWAIITOPIA」のシンボルアイコン「KAWAII-CORE(カワイイコア)」。コアの中には実際に入ることができ、そこではアーティストから参加者への最後の問いかけが待ち受けている。
なお、5月16日に特別運行される、池袋から飯能までを繋ぐ1日限りの特急ラビュー「KAWAII トレイン」には、増田セバスチャンプロデュースの京都発未来行きのレストラン「FUTURE TRAIN」の添乗員・Pink Bird(ピンクバード)と、増田セバスチャン本人も登場。車内にはKAWAIIをテーマに増田セバスチャンがセレクトしたBGMが流れるほか、「イマジネーションカード」特別バージョンや、北欧直輸入のKAWAIIドリンク&スナックを楽しむ北欧の文化「FIKA(フィーカ)」の体験ができる。ミュージアムに到着後は、増田セバスチャンと館長・後藤繁雄によるアーティストツアーに参加が可能。アーティストから直接作品解説を聴きながら、展覧会をめぐることができる。
■イベント情報
【開館1周年展】増田セバスチャン『KAWAIITOPIA -GO TO HEAVEN(HELL)-』(カワイイトピア ゴー トゥ ヘヴン(ヘル))
開催期間:3月14日(土)~8月30日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
価格:
<前売> おとな1,000円 、こども(4歳~高校生)500円
<当日> おとな1,200円 、こども(4歳~高校生)700円
販売サイト:
アソビュー!:https://www.asoview.com/channel/ticket/6UpKVvgDWW/ticket0000048520/
ArtSticker:https://artsticker.app/events/119363
ローチケ:https://l-tike.com/event/mevent/?mid=777064
セブンチケット:https://7ticket.jp/sc/fmox
※当日チケットはミュージアムチケットブースにて販売(販売時間 10:00~16:30)
特別プログラム:「KAWAII-CORE ISLAND(カワイイコア アイランド)」上陸ツアー
所要時間:約30分 ※ボート移動、上陸見学時間(約10分)を含む
開催時間:11:00~17:00(最終出航は16:30)
販売価格:1,500円/人 (サイクルボート)
販売場所:ベネブオクラウス(ボートレンタル受付)
※当日販売のみ、出発の20分前にはボートレンタル受付まで
※強風、雨天時には運行中止
※より多くのゲストにスムーズに上陸をお楽しみいただくため、混雑時は他ゲストとサイクルボートの相乗りをご提案させていただく場合がございます。円滑な運行へのご理解とご協力をお願いいたします。
※その他、ボート乗船の利用規約に準じて運航
主催:ハイパーミュージアム飯能
後援:飯能市、飯能市教育委員会、株式会社FM NACK5、株式会社テレビ埼玉
協力:株式会社サインアーテック
公式サイト:https://metsa-hanno.com/hypermuseumhanno/
公式Instagram:@hypermuseumhanno