中沢元紀、座長としての振る舞いは“兄”北村匠海を参考に 「視野広くドンと構えて」
現在TVerにて第1話~第3話が配信中のドラマ『ゲームチェンジ』(BS-TBS)より、主演を務める中沢元紀のコメントが公開された。
本作は、人生の岐路に立つ若者3人が、スマート農業との出会いによって人生をリスタートさせるヒューマンコメディ。主人公・草道蒼太(中沢元紀)は、ゲーム会社を退職後、実家でニート生活を送っていたが、ひょんなことからAIやドローンを用いたスマート農業の道へと進んでいく。
本作がドラマ単独初主演となる中沢。脚本を読んだ印象について「社会問題やヒューマンをテーマにした部分やファンタジーな要素もあり、それらがコメディチックに描かれている」とコメント。
蒼太というキャラクターについては、「アグレッシブなタイプではないので、役作りには迷いましたが、ほかの登場人物がキャラクターの濃い人たちばかりなので、そこへフラットに乗っかって振り回されるのがいちばん面白いのかなと考えました」と役へのアプローチを明かした。
座長としての振る舞いについては、NHK連続テレビ小説『あんぱん』で共演した北村匠海を参考にしたという。「匠海さんもたぶん僕と同じく『よし行くぞ!』という感じではなくて、視野広くドンと構えて、いろいろ人と話していました。縁の下の力持ちのような感じで、僕もそっちだな、と。風通しのいい現場にできるように、下から支えていきたいという思いでした」と語っている。
中沢元紀(草道蒼太役)コメント
脚本を読んだ感想
僕は最初、役とかは関係なく脚本を読むんですが、盛りだくさんの内容なのでどうなるんだろうと思いました(笑)。蒼太と沢樹結女美(石川恋)、立花龍郎(髙松アロハ)の3人がコミュニケーションを通して成長していく物語なのですが、社会問題やヒューマンをテーマにした部分やファンタジーな要素もあり、それらがコメディチックに描かれているんです。難しい内容かなとも思いましたが、面白く、伝わりやすく作られているところは『ゲームチェンジ』にしかない色なんじゃないかなと思いました。
主人公・蒼太を演じる上で特に意識したこと
蒼太はアグレッシブなタイプではないので、役作りには迷いましたが、ほかの登場人物がキャラクターの濃い人たちばかりなので、そこへフラットに乗っかって振り回されるのがいちばん面白いのかなと考えました。ニート時代の蒼太は覇気がなく、人とのコミュニケーションを怖がっているようなイメージもあるんですが、正義感はしっかりとある。劇中での蒼太の変化は、温かさを知らなかった人が成長していくのではなく、乾いたところに水が落ちて潤っていく感覚でした。風が吹いて新芽が出るような感じで、「見つけていく」のではなく「取り戻していく」イメージで演じました。
自身と似ている部分、逆に全く違う部分
似ているのは服装ですね。黒いTシャツに黒い靴みたいな衣装で「え、着替えた?」と言われるぐらい、私服と同じような感じでした(笑)。内面も根本は一緒なのかなと思いますね。僕も蒼太と同じく正義感は強いほうだと思うし、人に期待をしているところも似ていると思います。ただ、蒼太は思ったことをちゃんと口にして戦うんですよね。僕は相手のことをいろいろと考えてしまって言えないこともあるので、蒼太の強さを見習いたいです。
撮影現場でのエピソード
撮影期間は短かったんですけど、1日が長くて合宿のような感じでしたね。犬山浩役の小松和重さんと猿島次時役の山内圭哉さんが面白くて、絶妙なニュアンスにハマっちゃうとやばい(笑)。本当に面白くて、アロハと一緒に笑いをこらえるのに必死でした。そのおかげで楽しく撮影も進みましたし、皆さんとも早く打ち解けられて、柔らかい雰囲気の現場でした。
共演者の印象
龍郎は個性的な役で、普段、めちゃくちゃ元気なアロハがそれを演じるというところが面白く、すごくハマっているなと思いました。今回初めて共演したんですが、年も近かったし、一緒に暮らす設定だったこともあって自然と打ち解けて、現場ではアロハの写真ばかり撮っていました(笑)。本当にみんなで和気あいあいとしていた現場だったので、逆に会話を覚えてないぐらいに普通に話し過ぎていました(笑)。特別なことが特別じゃなかったぐらい仲がよくて、楽しかったです。
農業に対して印象が変わったこと
劇中でスマート農業について説明してもらうシーンがたくさんあったので、僕も何も知らない状態から蒼太と同じように知っていくことができました。ドローンで肥料を散布したり、過去の生育状況をデータで把握できたりするというのを勉強できて、とてもよかったです。スマート農業だと無理に力仕事をしなくてもいいような場面も増えるので、この作品が、若い人たちにも今の農業に興味を持っていただけるきっかけになればうれしいです。
第1話から第3話までで印象的だったシーン
第1話で蒼太が犬山さんの家に初めて行く場面での、犬山浩さんと娘の萌子さん(丹生明里)の表情が好きです。ずっと拍手をしていて、どちらかが拍手を止めないと止められない雰囲気になったり、結婚のあいさつみたいになってしまったりして(笑)。家族の温かさを感じる会話がすごく好きです。
TVerで何回も見てほしいところ、注目してほしいところ
小道具にすごくこだわっているんですよ。犬山さんの家の作業着にワッペンが付いているんですが、ちゃんと犬が描かれていて、鼻のところには「米」って書いてあるんです(笑)。TVerなら細部まで見直せると思うので、小道具にも注目してもらいたいです。それから、第2話の離れで、蒼太がやっと1人暮らしできる、となった瞬間に龍郎が来るところ。蒼太がかき乱され始めるというか、これからこの二人は仲よくなっていくのか、みたいな感じがして、お気に入りのシーンです。
出身地である茨城県がロケ地
撮影の時期はすごく暑かったんですが、嫌な暑さじゃないんですよね。風が吹いていて、都会とは違う暑さ。僕にとっては初めて単独でのドラマ主演だったので、「茨城、助けてくれ!」と思いながら撮影に臨みました(笑)。田んぼなどの緑で心がスカッとするというか、すごくパワーをもらえるんですよね。「よし、また頑張ろう」と1歩踏み出せるような感覚で、蒼太が茨城に来た時にもこんな気持ちだったんだろうなって。茨城にすごく助けられました。
単独での初主演ドラマについて
現場の空気感など、自分のお芝居以外の役割もあると思っています。僕はあまり引っ張っていくようなタイプではないんですが、みんなが居心地よく撮影できる環境になればいいなと思いながら頑張っていました。
座長としての振る舞いで参考にした人物は?
(NHKの連続テレビ小説)『あんぱん』で共演した北村匠海さんです。匠海さんもたぶん僕と同じく「よし行くぞ!」という感じではなくて、視野広くドンと構えて、いろいろ人と話していました。匠海さんのいないところで話していた会話もなぜか知ってる、みたいな。縁の下の力持ちのような感じで、僕もそっちだな、と。風通しのいい現場にできるように、下から支えていきたいという思いでした。
「ゲームチェンジ」=転機になったような経験
コロナ禍ですね。当時、僕はレッスン生で、今の事務所に所属するために頑張っていた時期だったんですが、コロナの影響で全部ストップしてしまったんです。そのときに「そこでこそ頑張らないとダメだな」と思ったから今があると思っています。気持ちの面ではそこがいちばんの“ゲームチェンジ”でした。
視聴者へメッセージ
人生に迷って一時停止中の3人が集められて、スマート農業と血のかよったコミュニケーションを通して人生をチェンジしていく物語です。実際に今、目の前で迷っていることがある方にも届くと思いますし、そうじゃない方にも、気張ることなくポップに楽しんでいただけると思います。いろいろな方にとって、血のかよったコミュニケーションの大切さとスマート農業を知るきっかけになればうれしいなと思います。
人生の岐路に立つ若者3人が、ひょんなことからスマート農業と出会い人生をリスタートさせるヒューマンコメディ。自然とデジタルの調和を描きつつ、米騒動や人手不足、ハラスメントなど現代社会が抱える問題にも切り込んでいく。
■放送情報
『ゲームチェンジ』
BS-TBSにて、毎週木曜23:00~放送
出演:中沢元紀、石川恋、髙松アロハ(超特急)、丹生明里、中村ゆりか、山内圭哉、小松和重、鈴木拓(ドランクドラゴン)、青木さやか、いとうせいこう
企画・脚本・プロデュース:青野華生子
監督:田中和次朗、中山佳香、伊藤一平(4話)
音 楽:成田ハネダ(ハスピエ)
オープニングテーマ:INF「CHANGE DA GAME」(チェンジダゲーム)(キングレコード/HEROIC LINE)
エンディングテーマ:ラブリーサマーちゃん「ウインド・ソング」(日本コロムビア)
プロデューサー:黒木彩香(BS-TBS)、三好保洋(さざなみ)、伴健治(さざなみ)
製作著作:「ゲームチェンジ」製作委員会
製作委員会:BS-TBS、TBSグロウディア、HBC、RKB
制作プロダクション:フラッグ、さざなみ
公式サイト:https://bs.tbs.co.jp/gamechange/