韓国で初登場No.1のヒット オカルティックスリラー『鬼胎 黒い修道女』2026年1月30日公開

 本国韓国で初登場No.1の興行成績を記録したオカルティックスリラー、『Dark Nuns(英題)』が、『鬼胎(クィテ) 黒い修道女』 の邦題で2026年1月30日に公開されることが決定。あわせてキービジュアルと予告編が公開された。

 主演を務めるのは、視聴率38.8%を記録し社会現象を巻き起こした人気ドラマ『太陽の末裔』で国際的な注目を集め、『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』で青龍シリーズアワードの大賞に輝いたソン・ヘギョ。彼女にとって本作は約10年ぶりのスクリーン復帰作でもある。本作では戒律に縛られながらも過去の罪に苛まれる修道女役に挑戦した。

 ユニアを支える修道女役には、キム・ジウン監督の最新作『クモの巣(原題)』で青龍映画賞の助演女優賞に輝いたチョン・ヨビンが名を連ねた。

 監督を務めたのは、ソル・ギョング主演のアクションスリラー『トラブルシューター 解決士』や、チン・ソンギュ主演で実在のボクサーを描いたヒューマンドラマ『カウント(原題)』で知られるクォン・ヒョクチュ。本作では初めて宗教的テーマに挑戦。静謐な修道院を舞台に、人間の内奥に巣食う恐怖を描き出した。

 原因不明の激しい発作に苦しむ少年ヒジュン。彼を救うために立ち上がった“黒い修道女”ことシスター・ユニアは、悪魔の存在を疑うも、「科学的な治療が可能であること」を主張する修道会の上層部と衝突してしまう。彼の身に何が起こっているのかの真相を探り、自ら悪魔祓いの儀式を行うため、ユニアは決死の行動に出るのだが……。

 公開されたキービジュアルは、闇に溶け込むような深い黒を基調に、静かな狂気が漂うデザインとなっている。中央には、2人の修道女の緊迫した横顔が重なるように配置され、少年を救いたい気持ちとそれを阻む教義とが交錯する緊張感を象徴しており、さらには彼女たちが対峙する存在の強大さも伺える構図だ。背景には、まるで墨が生き物のように蠢き広がり、真っ白な空間を侵食する黒い液体が不吉な運命の到来を予感させるデザインとなっている。

映画『鬼胎 黒い修道女』予告編

 あわせて公開された予告編は、「少年の身に起きていることは単なる霊の仕業ではない」という異様な警告によってスタートする。やがて、少年を救おうと立ち上がるシスター・ユニアが“十二悪魔”が原因であることを疑いだすが、“十二悪魔”が何なのかは明らかにされない。ただし、「そんなのどうすれば」と絶望する同僚ミカエラの様子から、修道会も恐れるとんでもない存在であることは明らか。一方、「本当に悪魔なのか」と事態に懐疑的な意見を持つ者も。その後、不吉なモチーフと交互にユニアとミカエラがタッグを組んで真相を探ろうとする様子も映し出されている。

■公開情報
『鬼胎(クィテ) 黒い修道女』
2026年1月30日(金)シネマート新宿ほか全国ロードショー
出演:ソン・ヘギョ、チョン・ヨビン、イ・ジヌク、ムン・ウジン
監督:クォン・ヒョクチュ
脚本:キム・ウジン、オ・ヒョジン
撮影:チェ・チャンミン
音楽:キム・テソン
配給:クロックワークス
2025年/韓国/115分/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/英題:Dark Nuns/字幕翻訳:石井絹香/レーティング:G
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