小栗旬、『もしがく』に蜷川幸雄役で出演 「このような役をお受けする日が来るとは」

 三谷幸喜が脚本を手がけ、菅田将暉が主演を務めるフジテレビ系水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』第9話に小栗旬がサプライズ出演した。

 本作は、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリー。

 クベ版「冬物語」を食い入るように見つめる男がいた。男は上演後、巫女の樹里(浜辺美波)に近づき「ちょっと伺いたいことが」と話しかける。ほどなく、「あなたに会いたいっていう人がテンペスト(ジャズ喫茶)で待ってます」と樹里に告げられた久部(菅田将暉)が入店すると、そこで待っていたのはレジェンド演出家・蜷川幸雄(小栗旬)だった。「今日の舞台。観させて頂きました」とにっこり笑顔を見せる蜷川。敬愛してやまない“蜷川先生”を前にした久部は、感動のあまり震えが止まらず……。

 蜷川を演じた小栗は、告知なしのサプライズ出演となった。1984年当時、若者中心に熱狂的なファンを持つカリスマ演出家だった蜷川は、1970年代より『ロミオとジュリエット』『リア王』『ハムレット』『マクベス』といったシェイクスピア劇を上演し、圧倒的な人気を誇った。今回蜷川を演じた小栗は、20歳の時に蜷川演出の『ハムレット』(2003年)に起用されて以来、蜷川作品に欠かせない存在となり、2人は深く強い師弟関係でつながった。このたび、時空を超えて夢のコラボレーションが実現した。

 そんな小栗は三谷脚本の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK総合)では主演を務め、2026年1月30日より上演される三谷作・演出の舞台『いのこりぐみ』への出演も控えている。また、主演の菅田とは月9ドラマ『リッチマン、プアウーマン』(2012年/(フジテレビ系)、映画『銀魂』シリーズ(2017年ほか)、映画『キャラクター』(2021年)などで共演している。

 本作への出演について小栗は、「蜷川さんと過ごした日々を思い返しながら、私が出会った蜷川さんよりも若い頃の蜷川幸雄を想像し、自分の中にある蜷川さんの面影を追いかけるように演じさせていただきました」と振り返っている。

 また、12月3日は放送休止となる。

小栗旬(蜷川幸雄役)コメント

まさかこのような役をお受けする日が来るとは思っていませんでした。蜷川さんと過ごした日々を思い返しながら、私が出会った蜷川さんよりも若い頃の蜷川幸雄を想像し、自分の中にある蜷川さんの面影を追いかけるように演じさせていただきました。このような機会をいただけたことを本当に心から感謝しております。

もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう

1984年の渋谷を舞台に、脚本家・三谷幸喜の半自伝的要素を含んだ完全オリジナル青春群像劇。「1984年」という時代を、笑いと涙いっぱいに描いていく。

■放送情報
『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』
フジテレビ系にて、毎週水曜22:00~22:54放送
出演:菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波、戸塚純貴、アンミカ、秋元才加、野添義弘、長野里美、富田望生、西村瑞樹(バイきんぐ)、大水洋介(ラバーガール)、小澤雄太、福井夏、ひょうろく、松井慎也、佳久創、佐藤大空、野間口徹、シルビア・グラブ、菊地凛子、小池栄子、市原隼人、井上順、坂東彌十郎、小林薫ほか
脚本:三谷幸喜
主題歌:YOASOBI「劇上」(Echoes / Sony Music Entertainment (Japan) Inc.)
音楽:得田真裕
プロデュース:金城綾香、野田悠介
制作プロデュース:古郡真也
演出:西浦正記
制作著作:フジテレビ
協力:ニナガワカンパニー
©︎フジテレビ
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