「想像の遥か上をいく」 『プレデター:バッドランド』撮影の裏側を捉えた特別映像公開

 11月7日に公開される『プレデター:バッドランド』の特別映像が公開された。

 1987年に公開された第1作目から、クロスオーバー作品も含め全7作品、世界中でカルト的人気を誇るシリーズ『プレデター』。高度な科学技術を駆使した武器を持つ宇宙で最も危険な戦士プレデターと人類の攻防を描き、世界的な人気を誇ってきたシリーズだが、本作ではプレデターを敵ではなく主人公として描くシリーズ初となる試みに挑む。

 掟を破った若きプレデター“デク”は、生存不可能と謳われる最悪の地・バッドランドに追放される。より強い獲物を求め、激しい戦いを繰り広げる彼の旅路には、思いがけない“協力者”となる謎の半身アンドロイド・ティアが現れる。若きプレデターは、宿命にどう立ち向かうのか。そして、謎のアンドロイドとの旅路の行方は。

 シリーズ前作『プレデター:ザ・プレイ』の監督と脚本を務め、第75回エミー賞監督賞と脚本賞にノミネートされたダン・トラクテンバーグが監督を務めた。

『プレデター:バッドランド』特別映像|想像の遥か上!ヤバすぎる世界の撮影の裏側|11月7日(金)世界同時公開!

  公開された特別映像は、“最悪の地(バッドランド)”を作り上げる撮影の裏側を捉えたもの。水にぬれた草木が広がる場所に大勢のスタッフたち。かぶったカッパからも水がしたたり落ち、地面はぬかるんで足を取られる。動きのある画をとるには不利なこの状況を前に、トラクテンバーグ監督は「待望の雨だ」「できれば毎日降ってほしい」と笑顔を見せる。「雨の醸し出す雰囲気が本作には欠かせない」とも語っている。

 本作の出発点は、「“狩る側”だったプレデターが“狩られる側”の主人公になったら」だった。しかし“狩られる側”であっても「恐ろしい狩猟本能は健在」で、その動きを撮るために、スタッフはぬかるんだ地面を人力で機材を運び、岩場の隙間にカメラを構えるだけでなく、木々の間にワイヤーでカメラを吊り下げ、川の流れの中にクレーンをいれるなどの撮影方法を駆使し、監督が語る「このジャンルの映画では見ないような形で高潔さと威厳さを表現」した。さらには、何人ものスタッフがワイヤーをひっぱり、靄かかる森にたたずむ“デク”の上に木の葉を降らし、イヤホンを耳に手にワイヤーをもって走り、赤く光るソードを手にした“デク”の切れ味鋭いアクションをつくりあげた。この撮影方法で生みだされる映像に、「想像の遥か上をいく」と監督も自信をみなぎらせている。

■公開情報
『プレデター:バッドランド』
11月7日(金)全国ロードショー
出演:エル・ファニング
監督:ダン・トラクテンバーグ  
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン  
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