ジョン・カーペンター初監督作『ダーク・スター』12月12日より50周年リバイバル上映決定
ジョン・カーペンターの初監督作『ダーク・スター』が、12月12日よりシネマート新宿ほかにてリバイバル上映されることが決定した。
本作は、『ハロウィン』などで知られるカーペンターが脚本・監督を務め、『エイリアン』の脚本家であるダン・オバノンと共に手がけた自主制作から生まれたSF映画。手作り感あふれるVFX、ニヒルでシュールなユーモア、そして“爆弾との哲学的対話”など、後のSF映画に多大な影響を与え、オバノンは本作に登場するエイリアンのマスコットキャラクターが、『エイリアン』のインスピレーションになったと語っている。
時は未来。人類はついに宇宙への進出を果たし、植民地惑星の拡大を始めていた。ダーク・スター号は、その開拓ルートを確保するため、「不安定な惑星を破壊する」という非常に地味で危険な任務を担う特殊部隊船。だがこの船は、20年前に出発してからというもの、ほぼ放置されたまま宇宙を漂い続けていた。乗組員たちは、かつての理想を忘れ、機械の故障と慢性的な退屈のなかで次第に“何のために働いているのか”すら分からなくなっていく。ある事故をきっかけに、命令を受けて爆破されるはずだった20号爆弾が、“自分とは何か?”、“本当に爆破すべきなのか?”と考え始める。人間よりも真剣に存在を問う爆弾。思索の果てに、爆弾が出した結論とは。
50周年リバイバル上映にあわせて3種類の新ビジュアルが公開。メインビジュアルには、『ダーク・スター』の文字が漆黒の宇宙空間に赤く映え、ダーク・スター号とその周りで作業をする船員と爆弾が写し出されている。そのほかのビジュアルでは、宇宙船の破片に乗り、宇宙空間をサーフする姿と、宇宙空間を漂う船員が中央に描かれている。
■公開情報
『ダーク・スター』
12月12日(金)シネマート新宿ほかにてリバイバル上映
出演:ブライアン・ナレル、ドレ・パヒッチ、キャル・クニホルム、ダン・オバノン、ジョー・サンダース、マイルス・ワトキンス
監督・製作・音楽:ジョン・カーペンター
製作総指揮:ジャック・H・ハリス
脚本:ジョン・カーペンター、ダン・オバノン
撮影:ダグラス・ナップ
プロダクションデザイン・編集:ダン・オバノン
提供:JAIHO
配給:グッチーズ・フリースクール
1974年/アメリカ/83分