ジョナサン・メジャース主演映画『Magazine Dreams（原題）』が、邦題『ボディビルダー』として12月19日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。

　本作は、『アプレンティス：ドナルド・トランプの創り方』の配給会社ブライアークリフ・エンターテインメントと『ナイトクローラー』の製作陣によるヒューマンドラマ。

　アメリカの片田舎で病気の祖父を介護しながら暮らす青年キリアン・マドックス。低収入で友人も恋人もおらず孤独な毎日を送っているが、彼には“世界一のボディビルダーになる”という揺るぎない夢があった。すべてを捧げ過酷なトレーニングと食事制限に打ち込むが、肉体は悲鳴をあげ、社会の不条理と孤立が精神を蝕んでいく。そしてある事件を機に、純粋な夢は狂気へと変貌する……。

　監督・脚本を務めたのは、ティモシー・シャラメとマイカ・モンローを主演に迎えた『HOT SUMMER NIGHTS／ホット・サマー・ナイツ』のイライジャ・バイナム。製作には『ナイトクローラー』や『少年は残酷な弓を射る』のプロデューサーであるジェニファー・フォックスと、『ナイトクローラー』の監督ダン・ギルロイが名を連ねた。

　主演のメジャースはハードな肉体改造を重ね、驚異的な肉体美を披露。強靭な肉体と脆く危うい心を併せ持つ主人公キリアン・マドックスを演じた。

　日本語字幕は、数々の大会で成功を収め、ボディビルダーとしてアメリカを中心に活躍中のIFBB（国際ボディビルディング・フィットネス連盟）プロボディビルダーの山岸秀匡が監修した。

　公開されたポスタービジュアルは、強烈なオーラを放ちひとり佇む主人公キリアン（ジョナサン・メジャース）の筋肉隆々の背中を照らし出したデザインに。「俺を見てくれ」のキャッチコピーが添えられている。

　あわせて公開された予告編では、ステロイド（筋肉増強剤）を常用し、医師に制止されてもなお「夢さえ叶えばどうなってもいい」と自身を追い込むことを止めない主人公キリアン・マドックスが、心の均衡を崩し、狂気の世界へと突き進んでいくさまが切り取られている。憧れのボディビルダーに熱のこもった視線を送る純粋でシャイな青年だった彼が、他者とのつながりに飢えた孤独の中で、成功だけが男の人生なのだとがんじがらめになっていく。そして最後、歓声が待っていると信じてステージ裏の鏡の前で笑顔を貼り付けポーズを取る姿は、もう後戻りはできない不吉な余韻を残す。

◼️公開情報
『ボディビルダー』
12月19日（金）よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開
出演：ジョナサン・メジャース、ヘイリー・ベネット、マイク・オハーン
監督・脚本：イライジャ・バイナム
配給：トランスフォーマー
2023年／アメリカ／英語／123分／シネスコ／カラー／5.1ch／PG-12／原題：Magazine Dreams／日本語字幕：額賀深雪／字幕監修：山岸秀匡
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