『奪い愛、真夏』サプライズの連続で完結 『奪い愛、冬』の主演・倉科カナの友情出演も

 9月12日に放送されたテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』の最終回に倉科カナが友情出演を果たした。

 2017年の金曜ナイトドラマ『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)を皮切りに、2019年に『奪い愛、夏』(ABEMA)、2021年には『殴り愛、炎』(テレビ朝日系)、『奪い愛、高校教師』(ABEMA×テレビ朝日)と展開されてきた、鈴木おさむ脚本の『奪い愛』シリーズ。最新作となる『奪い愛、真夏』は、激しく葛藤しながらも惹かれ合い、禁断の愛に翻弄されていく海野真夏(松本まりか)と空知時夢(安田顕)らの関係を描いた“タイムリープ不倫ドラマ”だ。

 そんな本作が9月12日の放送をもって完結した。これまで追い詰められるたび、母・海野三子(水野美紀)から託された腕時計の力でタイムリープし、人生をやり直そうとしてきた真夏。しかし、実のところ、タイムリープは恐るべき対価が伴う行為だった。時計の使用回数が3回を超えると、大切な何かを奪われてしまうのだ。

 時夢の妻・空知未来(高橋メアリージュン)が単身タイムリープした分も合わせ、使用回数が4回となってしまった最終回では、この非情なまでの“タイムリープの代償=大切なものが奪われる”が発動。真夏を恨む未来や元議員・咲川冬子(かたせ梨乃)によって、真夏自身はおろか、真夏にとっても未来にとっても“大切な存在”である時夢の命をも狙われる“地獄のラストバトル”が展開されることに。その結果、真夏の幸せを切に願うストーカー・日熊元也(白濱亜嵐)が、ナイフを手に突進する咲川から時夢をかばい、命を奪われてしまった。

 しかも、悲劇はこれだけでは終わらない。最後のタイムリープは自分のためでなく、人を救うため。元也の命をつなぎとめようと、5回目のタイムリープを実行した真夏が“聴力”を失われてしまうことに。愛しい時夢の声も、慣れ親しんできた時計の針の音も、二度と聞くことはできない。無音の世界に閉じ込められた真夏は、心をも閉ざしてしまい……。

 それでも「時はあなたとしか進まない」。かつて真夏の心を救った“大切な言葉”を筆にしたため、未来永劫の愛と覚悟を伝える時夢。真夏と時夢はもう二度と後戻りはしないと決め、新たな未来に向かって共に時を刻み始めたのだった。

 そんな最終回のラストには、『奪い愛』シリーズ第1作『奪い愛、冬』で主演を務めた倉科が友情出演を果たした。

 見知らぬ海沿いの街で、穏やかに暮らし始めた真夏と時夢。そんな中、自転車が行き交う通学路で、耳が聞こえない真夏を気遣い、声を掛ける少年が。その名は「春」。その直後、少年の名を呼び、帰宅を促す“母親の声”が響いた。

 この声の主こそ、『奪い愛、冬』で主人公・池内光を演じた倉科。何を隠そう、光が壮絶な“奪い愛バトル”の末、死ぬほど愛した元彼との間に授かった子どもの名が「春」だったのだ。約8年の時を超え、“『奪い愛』ワールド”がリンクした。

 なお、『奪い愛、真夏』最終回は、TVerとABEMAにて無料配信されている。

金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』

さまざまな登場人物たちが愛を奪い合う“激しくも切ないドロキュン恋愛ドラマ”『奪い愛』シリーズの最新作。結婚までも約束した最愛の恋人と不倫の末に別れた主人公の恋模様を描く。

■放送情報
金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』
テレビ朝日系にて、毎週金曜23:15~24:15放送
出演:松本まりか、安田顕、高橋メアリージュン、森香澄、白濱亜嵐、石井正則、石山順征、谷原七音、水野美紀
脚本:鈴木おさむ
演出:樹下直美、上田迅
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:川島誠史(テレビ朝日)、神通勉(MMJ)、小路美智子(MMJ)
音楽:沢田完
制作:テレビ朝日、MMJ
©テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/ubaiai_manatsu/
公式X(旧Twitter):https://x.com/ubaiai
公式Instagram:https://www.instagram.com/ubaiai_ex/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@ubaiai_ex

関連記事