松岡美里×内田真礼、“推し”と『プリキュア』に懸ける想い 「日常の一部にしてほしい」

 『プリキュア』シリーズ第22弾『キミとアイドルプリキュア♪』の劇場版となる『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』が、9月12日に公開される。

 珊瑚の妖精・トットに招かれた咲良うた(キュアアイドル)たちが、アイアイ島と呼ばれる不思議な島で開催される「スーパーミラクルアイドルフェスティバル」に出演することになるが、突如謎の怪物が現れて……。映画オリジナルキャラクターとして、テラというアイドル嫌いの謎の少女も登場する。

 そこで今回は咲良うた/キュアアイドル役の松岡美里とテラ役の内田真礼にインタビュー。作品の見どころや収録の際に意識したこと、お互いの印象などについて語り合ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

“アイドルが嫌い”なテラの気持ち

内田真礼

――映画オリジナルキャラクター、テラについての解釈を聞かせてください。

内田真礼(以下、内田):テラちゃんはものすごくツンデレですね(笑)。まず「アイドルが嫌い」というところからスタートするのですが、彼女なりの考えがあるので、そこを役作りのときに意識しました。無垢な存在として「こんな気持ち初めて」というのを表現できたらなと思いながら、ツンデレな部分を演じています。

松岡美里(以下、松岡):うたちゃんにとっては「そういう人もいるんだ!」という新しい出会いだったと思います。ですがテラちゃんから出てくる「アイドルが嫌い」というのは、本気で嫌い、本当の意味で拒絶されているというわけでは全くないんですよね。だからこそテラちゃんにすごくかまいたくなって、仲良くなりたいし、たくさん話しかけたいという気持ちがあふれたのだろうなと。それを大切にして、テラちゃんという1人の存在にとにかく語りかけることを意識しながら演じました。

――作中ではうたたちがテラに「アイドルって素敵なんだよ」ということを健気に伝えているのが印象的です。松岡さんはその気持ちをどういうふうに作りましたか?

松岡:真礼さんが演じてくださるテラちゃんが、すごく気持ちに応えてくれたり、うたちゃんのことを助けてくれるときもあり、「この子にアイドルや歌の素敵なところをダイレクトに知ってもらえたらいいな」という気持ちが芽生えてきました。テラちゃんの表情がほぐれていったときに、うたちゃんもすごく嬉しくなり、笑顔がどんどん生まれていくというのがすごく幸せな体験でした。

松岡美里

――お互いの掛け合いでとくに印象に残っている場面はありますか?

松岡:想いを伝えるシーンがあるのですが、そこで私がちらっと真礼さんのほうを見ると、テラちゃんと同じ動きをされていたので、「私も!」とマイク前でうたちゃんと同じ動きをしました(笑)。そのシーンはすごく好きです。

内田:私はテラがずっとツンデレであることがとても好きです。彼女のアイデンティティが守られたままストーリーが進み、テラのすごくかわいいシーンも出てきます。

松岡:テラちゃんの良さが出てますよね!

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