亡霊となった元カノのため死霊の世界へ　『サッパルー！』予告編＆場面写真公開

 　9月26日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開される『サッパルー！街を騒がす幽霊が元カノだった件』の予告編と場面写真が公開された。

　本作は、タイバーン・ユニバースという独自の世界観を描くことで知られるティティ・シーヌアンが監督を務めたマルチバース・ラブ・ホラー。「撮影中もずっと霊の存在と共にあった」というほど霊との共存が当たり前に受け入れられているタイの東北部にあるイサーンを舞台に、現代では見られない独自の儀式、方言、文化をベースに制作された。第19回大阪アジアン映画祭では監督・キャスト揃って来日し、「幽霊はマイフレンド」との監督の発言が会場を沸かせた。

　タイ東北部のイサーン地方。霊の存在を信じるこの土地で、妊婦バイカーオの亡霊を目撃する住人が多数現れる。しかし、同じ街に住む元カレのシアンのもとには一向に姿を現さない。どうしてもバイカーオに会って話がしたいシアンは、街でただ一人の葬儀屋のもとを訪れ、幽体離脱の術を伝授してくれと頼み込む。霊体になってバイカーオのいる死者の世界（マルチバース）へ向かおうというのだ。老い先の短さを自覚している葬儀屋は、息子と共にこの街の葬儀屋を継ぐことを条件に指南を開始するのだが……。街を騒がす元カノの本当の目的とは一体。

　て公開された予告編では、街を徘徊する亡霊バイカーオの恐ろしい姿だけでなく、そんな彼女に会いたくて会いたくて仕方がない元カレのシアンが孤軍奮闘して、ついには幽体離脱をしてマルチバースへと向かう様子が描かれている。また、登場人物たちの姿を切り取った場面写真も公開された。

■公開情報
『サッパルー！街を騒がす幽霊が元カノだった件』
9月26日（金）より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
出演：チャーチャイ・チンナシリ、ナルポン・ヤイイム、アチャリヤー・シータ、スティダー・ブアティック、ナタウット・セーンヤブット
監督・脚本：ティティ・シーヌアン
プロデューサー：サチャット・ブンゴースム、スパナット・ナムウォン、スラサック・ポンソーン
エグゼクティブ・プロデューサー：シリポン・アンガサグンキアット、コムクリット・ピパットパヌクン
製作：Thibaan Studio Production
協力：大阪アジアン映画祭
後援：タイ国政府観光庁
配給：インターフィルム
2023年／タイ／タイ語（イサーン語）／125分／2.39:1／5.1ch／DCP／英題：The Undertaker／字幕翻訳：大沢晴美、ワイズ・インフィニティ／字幕監修：高杉美和
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