永尾柚乃が斎藤工に堂々たる態度で挑む　『誘拐の日』偽りの親子に“名バディ誕生”の予感

　その夜、政宗の留守中に凛のもとへ何者かが侵入してくる。機転を利かせた凛は脱出に成功するが、侵入者に追われることに。帰宅した政宗は荒らされた部屋を目にし、ただ事ではないと悟って凛を探すと、配達員を装った人物が凛を連れ去ろうとしていた。もみ合いの末、どうにか凛を取り戻すことはできたが、このまま家にいるのは危険だと判断し、政宗は凛とともに逃げることを決意する。

　しかし、立ち寄ったレストランで親子丼を食べていた凛が突然倒れる。急いで病院に運び込むが、凛が卵アレルギーであることを知らなかった政宗は、父親としての疑いをかけられるだけでなく、凛の腕に残るあざから虐待まで疑われてしまう。病院に警察を呼ばれ、2人は再び追われる身となるが、凛が機転を利かせてなんとか病院を抜け出すことに成功する。しかし、すでに警察は事件の捜査を進めており、政宗たちの行方は追われ続けることになってしまった。

　警察の捜査が進むにつれて、政宗が過去に殺人を犯していたことも明らかになり、背負ってきた秘密が一つずつ暴かれていく。そしてついに、政宗が本当の父親ではなかったことを、凛は知ってしまう。頼るしかなかった相手が、最初から嘘をついていた――けれど、凛の目にはどこか、そんなことは薄々わかっていたと言わんばかりの疑いが、最初から宿っていたように見えた。

　初回から息もつかせぬ展開で描かれた誘拐犯と少女の奇妙な逃避行。すべてが嘘で塗り固められたこの物語は、次にどんな真実を突きつけるのか。第2話以降の行方が気になる幕開けとなった。

■放送情報
『誘拐の日』
テレビ朝日系にて、毎週金曜21:00〜21:54放送
出演：斎藤工、永尾柚乃、深澤辰哉、江口洋介、内田有紀、安達祐実、鈴木浩介、長谷川初範、望海風斗、佐藤寛太
原作：『誘拐の日』©ASTORY & KT Studiogenie／脚本 キム・ジェヨン
脚本：丑尾健太郎
監督：深川栄洋、片山修
音楽：長岡成貢
主題歌：yama「us」
ゼネラルプロデューサー：大江達樹（テレビ朝日）
プロデューサー：峰島あゆみ（テレビ朝日）、菊池誠（アズバーズ）　
制作協力：アズバーズ
©︎テレビ朝日
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