三谷幸喜×田中圭『おい、太宰』劇場版が7月11日公開 特別映像“もう一つのエンディング”も
脚本と監督を三谷幸喜が務める『三谷幸喜「おい、太宰」劇場版』が、7月11日より全国公開されることが決定した。
“完全ワンシーンワンカット”シリーズの第3弾で12年ぶりの新作となる本作は、海辺を舞台に、太宰治を敬愛する平凡な男が時代を超えて奮闘するタイムスリップコメディ。足場の悪い浜辺、ドローン撮影など様々なハードルがある中、約100分間一度もカメラが止まらないという極限の緊張感の中で撮影された。
太宰治を敬愛する小室を田中圭が演じるほか、小池栄子、宮澤エマ、梶原善、松山ケンイチらが共演に名を連ねた。
小室健作(田中圭)は太宰治を敬愛する平凡な男。妻の美代子(宮澤エマ)と出席した結婚披露宴の帰り道、偶然太宰が心中未遂を起こした海辺に迷い込む。太宰ゆかりの地に興奮した健作は暗い洞窟を進んでいく。その先に現われたのは太宰治(松山ケンイチ)と恋人のトミ子(小池栄子)。タイムスリップしてしまった健作はトミ子に一目惚れをする。しかし、史実では2人はもうすぐ心中してしまう。トミ子を助けたい健作は奔走する。
WOWOWでも放送された本作だが、劇場版ではWOWOW放送版では観られなかった特別映像「もう一つのエンディング」が上映される。さらに、全上映回にて三谷監督、田中、小池、宮澤による副音声上映も実施。三谷監督らと一緒に本作を観ているような感覚で、ドタバタ撮影秘話や緊迫のワンカット撮影を乗り切ったからこその心温まるエピソードを聞きながら映画を楽しむことができる。
三谷監督は「どれだけ止めずに100分撮るかで苦労しましたが、見ている時にはワンシーンワンカットと気付かれないのが成功だと思います。ワンシーンワンカットだからこそ見られる生身の彼らを見てほしいです。シリーズ3作目にしてやっとやりたいことが完璧にできたと思います」と手応えを噛みしめるコメントを寄せた。また、本シリーズの大ファンでもあり主演を務めた田中は「2時間その世界に没入していける、お芝居する上での”贅沢さ”を感じました」とワンシーンワンカットならではの醍醐味を熱く語り、太宰と同郷でもあり津軽弁で演じた松山は「本番中はどこか奇跡待ちで、今日は何が起こるんだろう? という期待をもって現場に向かった」と撮影を振り返った。
さらに公開初日の7月11日には、TOHOシネマズ 日比谷にて三谷監督や出演者が登壇する舞台挨拶が実施される。また、本作のムビチケ前売券(オンライン)が6月30日より発売される。
三谷幸喜監督 コメント
100分にもおよぶワンシーンワンカット長回しで、いまだかつてない斬新な作品になっています。
劇場の大きなスクリーンで見ていただきたいと思いますし、なんと劇場版では特別映像も付いています。
ぜひご覧ください!
■公開情報
『三谷幸喜「おい、太宰」劇場版』
7月11日(金)全国ロードショー
出演:田中圭、小池栄子、宮澤エマ、梶原善、松山ケンイチ
監督・脚本:三谷幸喜
制作協力:エピスコープ
製作著作:WOWOW
配給:WOWOW
©WOWOW
公式サイト:https://www.wowow.co.jp/film/oidazai/
■イベント情報
『三谷幸喜「おい、太宰」劇場版』舞台挨拶
開催日時:7月11日(金)18:00の回(上映前舞台挨拶)
場所:TOHOシネマズ 日比谷
登壇者:三谷幸喜、田中圭、小池栄子、宮澤エマ、梶原善、松山ケンイチ(予定)
※登壇者は予告なく変更の可能性あり
料金:通常席2,500円(税込)、プレミアムボックスシート3,500円(税込)