蒼井優、風間俊介、瀧内公美の姿も 呉美保監督作『ふつうの子ども』本予告&新場面写真
9月5日に全国公開される『ふつうの子ども』の本予告と新場面写真が公開された。
本作は、第38回モントリオール国際映画祭最優秀監督賞に輝いた『そこのみにて光輝く』、第37回モスクワ国際映画祭コンペティション部門に出品された『きみはいい子』の監督・呉美保と脚本・高田亮による完全オリジナル新作映画。今の日本の“ふつうの子どもたち”を描く。現地時間の5月29日から開催される世界最古の子ども映画祭、「ズリーン国際映画祭」ではワールドプレミア上映されることが決定している。
主人公の唯士を演じるのは、映画『LOVE LIFE』や『アンダーカレント』に出演している嶋田鉄太。呉監督の作品には『ぼくが生きてる、ふたつの世界』に続く出演となり、平凡な小学生の日常に訪れた刺激的な冒険の日々をまっすぐに演じている。唯士が恋心のようなものを抱く、大人びた同級生の心愛に抜擢されたのは、本作が初めての本格的な芝居となる瑠璃。そして2人と一緒に“環境活動”を始める陽斗は、ドラマ『3000万』(NHK総合)や『VIVANT』(TBS系)にも出演した味元耀大が演じる。メインの3人に加え、彼らのクラスメイト役は全てオーディションで選ばれ、ワークショップを通して共通の時を過ごしながら、呉監督とともにそれぞれのキャラクターを作り上げていった。
さらに、唯士の母親・恵子役で蒼井優、唯士の担任教師・浅井役で風間俊介、心愛の母親・冬役で瀧内公美が出演している。
公開された本予告は、「ウンチをしたら流す! 紙で拭くのを忘れずに」と教室で元気よく作文を発表する10歳の唯士(嶋田鉄太)の姿からスタート。唯士は友だちとワイワイ登校し、家では母と楽しく笑い合う、ふつうの小学生。そんな唯士が“好き”を知る。相手は同級生の心愛(瑠璃)。心愛は「私たち子どもが生まれる前から二酸化炭素を出し続けているのは大人たちです」と発表し、先生に「大人が悪いとか誰が悪いとか言わないほうが……」と言われても「じゃあ子どもが悪いんですか」と物怖じすることなく自分の意見を口にする女の子。そんな心愛に惹かれた唯士は、図書館では偶然を装って環境問題の本を熱心に読む心愛に近づき、教室では「いいよね、カーボンニュートラル」と心愛に近づきたい一心で勉強した知識で声をかけるが、どうも心愛はそっけない。そこに、クラスのちょっと問題児の陽斗(味元耀大)が絡んできて、何やら三角関係の様相に……。そして心愛の提案で「大人の意識を変えるには行動を起こさなきゃいけないんだよ」と“環境活動”を始める3人。しかし、子どもたちの一途な思いがエスカレートし、親たちも巻き込んだ大騒動へと向かってしまう。
あわせて、唯士、心愛、陽斗たちのイキイキとした日常、そして子どもたちを取り巻く大人たちの事情が切り取られた場面写真9点も公開された。
■公開情報
『ふつうの子ども』
9月5日(金)全国公開
出演:嶋田鉄太、瑠璃、味元耀大、瀧内公美、少路勇介、大熊大貴、長峰くみ、林田茶愛美、風間俊介、蒼井優
監督:呉美保
脚本:高田亮
製作幹事・配給:murmur
製作プロダクション:ディグ&フェローズ
制作プロダクション:ポトフ
協賛:Bsize、キュウセツAQUA、YOIHI PROJECT
文化庁文化芸術振興費補助金(映画想像活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
©︎2025「ふつうの子ども」製作委員会
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