2025.04.23 12:10

スターダストが若手育成プロジェクト始動　“次に来る”俳優・監督・脚本家が短編映画を制作

文＝リアルサウンド映画部

　芸能プロダクション・スターダストグループが新しい若手育成プロジェクト『STARDUST ZERO vol.1』を始動。スターダストプロモーション所属の若手俳優、STARDUST CREATORSに所属する監督・脚本家が集結し、商業映画の世界を目指して制作した短編映画4作品が5月30日より1週間限定で劇場公開される。

　『STARDUST ZERO』は、スターダストプロモーションと、グループ会社のSDPが“次に来る”才能を発掘し、商業映画の世界へのステップアップを支援することを目的とした、“全員新人”で構成された若手育成プロジェクト。今回が第1回目となる。4名の若手監督・脚本家が、企画コンペで選ばれた4本のオリジナル短編映画を制作。キャストは全てオーディションで決定した。

　公開されるのは短編映画4作品。森美春監督作『孤高の文学少年はI Love Youをどう訳す？』は、『コールミー・バイ・ノーネーム』（MBS）全話の脚本でデビューを果たした松ケ迫美貴が脚本を手がける、文学を愛する高校生・青野が、現代文の授業で出会った少女のひと言に心を動かされ、初めての恋と“言葉”に向き合う物語。映画『ぜんぶ、ボクのせい』（2022年）で主演を務め第47回報知映画賞の新人賞を受賞した白鳥晴都が文学をこよなく愛する高校1年生・青野文哉役、映画『大きな玉ねぎの下で』や映画『ライアー×ライアー』（2021年）に出演した藤本ばんびがヒロインの綿谷笑茉役を演じる。

　相馬雄太監督作『ひらひら揺れる』は、第23回テレビ朝日新人シナリオ大賞で大賞に輝きドラマ化を果たした『スプリング！』（テレビ朝日系）の松下沙彩が脚本を務める、スカートに違和感を抱くボーイッシュな少女が、自分らしさを模索する中で成長していく思春期の一瞬を切り取った物語。ニコ☆プチ専属モデルとして活動しているかのんがボーイッシュな主人公・瀬尾鈴花役、『海に眠るダイヤモンド』（2024年／TBS）や『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』（テレビ朝日系）などに出演する藤原聖が幼なじみの西澤ミツキ役を演じる。

　天野大地監督作『THE SHADOW』は、劇団「露と枕」主宰で全ての作品の作演出を務める井上瑠菜が脚本を手がける、心霊×ヒューマンドラマ。映画『違国日記』（2024年）や『私の町の千葉くんは。』（2024年／テレビ東京系）などに出演する中山碧瞳が亡き母の痕跡を追い心霊スポットに向かう大学生・汐里役を演じる。

　塩野峻平監督作『ブーンがきこえる』は、2023年までに大阪の寄席で上演されるコメディー台本を19本執筆していたヒラマツカツノリが脚本を務める、仕事にしか興味がない男がラジコンを通じて6歳の甥と心を通わせていく姿を描いたヒューマンドラマ。ダンス＆ボーカルグループ・ ONE N' ONLYのリーダーを務める高尾颯斗が突然“父親役”を担うことになる主人公・正井理一役、芝居初挑戦の穴山和空が理一と一緒に暮らすことになった甥っ子・遊役を演じる。

　これら4作品は1本のオムニバス映画として、ヒューマントラストシネマ渋谷およびキノシネマ心斎橋にて1週間限定で公開される。