2025.04.11 06:00

永尾柚乃、実写版『スティッチ』リロ役の日本版声優に　「絶対やりたいと思っていました」

文＝リアルサウンド映画部

　6月6日に公開される実写版『リロ＆スティッチ』のリロ役の日本版声優に永尾柚乃が決定した。

　ディズニーの人気アニメーションシリーズ『リロ＆スティッチ』を実写化した本作。地球に不時着した暴れん坊のエイリアン・スティッチと、いつもひとりぼっちの少女・リロの“奇跡”の出会いを描く。

　物語の舞台となるのはハワイ。そのハワイの森に、宇宙からやってきたキュートでモフモフなスティッチが流れ星のように不時着する。そこでスティッチは、両親を事故で失い姉のナニと2人で暮らす、いつもひとりぼっちで「友達が欲しい」と願う少女リロと、奇跡の出会いを果たす。リロはスティッチの愛らしさに惹かれ、ナニを説得して家で一緒に暮らすことに。しかし、スティッチはとにかくイタズラ好きで、行く先々で大暴れしてトラブルを巻き起こしてばかり。「もう限界よ！」と怒るナニに対し、「“オハナ”は家族、家族はいつもそばにいる」と語りかけるリロ。“オハナ”とは、ハワイ語で“家族”を意味し、血のつながりだけでなく家族のような絆で結ばれた大切な関係のこと。問題を起こしてばかりで愛を知らない暴れん坊のスティッチは、果たしてリロやナニとの絆を深め“オハナ（家族）”の大切さに気づくことはできるのか。そしてリロとスティッチ、2人に待ち受ける思いもよらぬ大事件とは。

リロ役日本版声優に＜永尾柚乃さん＞決定！スティッチ役日本版声優＜山寺宏一さん＞からのサプライズ発表映像公開！｜ 6月6日（金）劇場公開！

　リロ役の日本版声優に抜擢されたのは、『ブラッシュアップライフ』（日本テレビ系）で注目を集めた永尾。あわせて、永尾にサプライズで声優決定を伝える瞬間を捉えた動画も公開された。

　最終オーディションと聞かされ、永尾が試写室に案内されると、スクリーンには「今日は私、山寺宏一から大事なお知らせがあります」とスティッチ役の日本版声優・山寺宏一の映像が。すると、画面にノイズが走り、屋外を駆け抜けるスティッチの姿が映り、次第に永尾がいる試写室にスティッチが近付き始める。扉の前までくると、スクリーンを突き破り拍手しながら何かを祝うスティッチ。そこからスティッチが画面の外に走り去ると、「リロ役永尾柚乃さんに決定！！」というテロップが表示された後、山寺が再びスクリーンに映り「柚乃ちゃんリロ役決定おめでとう！」と、声優決定の知らせがサプライズで告げられた。

　信じられないという表情を浮かべ、涙を浮かべる永尾。驚くのもつかの間、今度は山寺本人がサプライズ登場し、「柚乃ちゃんリロ役決定おめでとう～！」と、ハワイで感謝の気持ちや、敬愛の念を込めて贈られるレイをかけられ、祝福を受けた。思わぬ形で自身がリロ役の声優を務めることを知った永尾は、「ありがとうございます！　本当に嬉しいです、びっくりしました！」と、スティッチのような満面の笑みで語った。

　ディズニー映画の大ファンかつ『リロ＆スティッチ』も大好きで、いつかディズニー作品の声優をしてみたかったと話す永尾。サプライズ発表直後のインタビューでは、「めっちゃビックリしました！　『リロ＆スティッチ』は昔から大好きな作品だったので、リロの日本版声優は絶対やりたいと思っていました！　なので、本当に嬉しいです！」と改めて喜びを語った。

　山寺は“天才子役”とも称される永尾との共演に際して、「ドラマなどで柚乃ちゃんを見ていたので、おぉ！　これは、ピッタリだ！　絶対、日本版もめっちゃくちゃ面白くなるぞ！と思いました」と喜びを語り、ディズニー実写版声優に初挑戦となる永尾に「スティッチとたくさん会話すると思うけど、声を演じている僕とじゃなくて、“スティッチ”と会話していると思ってください。なかなかマイクの前でお仕事することはなくて難しいと思うけど、スタジオがハワイだと思って、柚乃ちゃん自身もリロだと思って、リロになりきれば大丈夫だと思います！」と貴重なアドバイスを送った。アドバイスを受け永尾は「分かりました！　山寺さんの声と、スティッチの声はちゃんと頭に入っているので、がんばります！」と収録に向けてやる気が満ちあふれている様子。

　また、山寺は「実写化ということで、実際にハワイでロケをしています。僕や皆さんも大好きな、あの美しいハワイの風景が満載です！そして何と言っても感動的なストーリーです！　リロとナニは、両親が亡くなって2人だけで頑張って生きているけどなかなか上手くいかない、というところから物語は始まりますが、僕はもうそこだけで泣いちゃいました！　それが、スティッチという暴れん坊なエイリアンとリロが出会って、お互いどう変わっていくのか？　本当にお子さんだけじゃなく、大人もみんな感動できる素晴らしいストーリーだと思います。もちろんアニメーション版の時も感動的だったのですが、より素晴らしくなっています」と、本作品で描かれる見どころや注目ポイントを語り、永尾は「本当の友達が欲しいリロと、破壊するために生まれたエイリアンのスティッチが、だんだんと“オハナ＜家族＞”になっていくところや、“オハナは家族、家族はいつもそばにいる、何があっても”っていう言葉が大好きです」とリロとスティッチの好きなところを楽しそうに語った。