山下美月、躍進続く俳優業への率直な思い　「自分がどこまでいけるのかを知ってみたい」

乃木坂46卒業後は、“芸能界引退”も考えていた

ーー2024年は、乃木坂46を卒業したりと、まさに“変化”が多かった1年だったと思います。ご自身で振り返っていかがですか？

山下：本当は、卒業してから半年間くらいお休みをもらおうと思っていたんです。

ーーそうだったんですか!?

山下：そうなんです！　「南の島でバカンスでもしようかな」なんて浮かれ気分でいたら、「あれっ？」。いつの間にか、スケジュールが埋まっていました（笑）。でも長く休んでいたら、みなさんに存在を忘れられていた可能性もあったので、これで良かったのだと思っています。

ーー実際にお休みされたのは約1カ月とおっしゃっていましたよね。

山下：そうですね。でも、アイドルを辞めてからもお声がけしてもらえることはありがたいですし、「お仕事をいただけているうちに頑張らなきゃ！」という気持ちもあるんです。今年は20代後半に差し掛かるタイミングでもあるので、「いま頑張っておけば、30代はもっと違った生活ができるんじゃないかな？」という思いもあったりして。

ーーそれで、「やります！」とお返事されたんですね。

山下：スタッフさんから、「今が頑張りどきだよ！」と説得されたのもあります（笑）。4年くらい前から同じことを言われているんですけどね。でも、その言葉のおかげで頑張れているので、感謝です。

ーーグループを卒業されてから、選ぶ道はたくさんあったと思いますが、その中でお芝居を選んだ理由は？

山下：実は、事務所の偉い方に「卒業したいです」と伝えたとき、芸能界引退や、別の道に進む話も出ていたんです。

ーーそうだったんですか!?

山下：はい。ただ、卒業が決まってから、実際に卒業するまで1年以上の期間があったので、卒業後に公開される作品の撮影をしたり、その先のお仕事が入ったりして。そうなってくると、わたしも「やるか！」みたいな気持ちになってきたんです。なので、「卒業後は俳優を目指す！」と決めたというよりは、「お仕事をいただけるうちは、全力でやらせていただきます」という感じでした。

ーー根底には、お芝居が好きという気持ちもあるのでしょうか。

山下：もちろんあります。ただ、得意分野かと言われると、そうではないです。でも、今の自分を成長させるきっかけは、全部現場にある気がするんです。もちろん、海外旅行に行きたいとかいう気持ちもあるし、ひとりで海外に行ったら学べることもたくさんあるのかもしれないけど、それ以上にわたしは現場でいろいろなことを吸収していきたいんですよね。

ーー役柄的にも、重い役割を担うことが増えている気がします。

山下：それに関しては、本当に運がいいと思っています。運とタイミングのおかげで、ここまで来させていただけていると思っています。わたしより活躍されていたり、お芝居の上手な方がたくさんいらっしゃるなかで、オファーをいただけるのはありがたいことですし、期待に応えられるように頑張らなきゃな、と。未来の自分のためにも頑張ってやっていきたいですね。

ーー今後も映画『山田くんとLv999の恋をする』の公開が控えていたりと、活躍が続きそうですね。

山下：本当にありがたいです。わたし自身、まだ大きな目標は立てられていないのですが、自分がどこまでいけるのかを知ってみたい気持ちはあって。なので、どんどん冒険をしながらやれるところまでやっていきたいと思います。

■放送情報
火ドラ★イレブン『御曹司に恋はムズすぎる』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜23:00～23:30放送
出演：永瀬廉、山下美月、西畑大吾、小関裕太、中村里帆、芹澤興人、筒井真理子、鹿賀丈史
脚本：大北はるか
音楽：はらかなこ
演出：本橋圭太、松本喜代美、塚田芽来
プロデューサー：萩原崇（カンテレ）、堀智織（カンテレ）、島本講太（ストームレーベルズ）、石田麻衣（ホリプロ）、西本和史（ホリプロ）
制作協力：ホリプロ
制作：カンテレ、ストームレーベルズ
©︎カンテレ
公式サイト：https://www.ktv.jp/koimuzu/