杉田智和、スリムな殺し屋から巨漢の商店店主へ 『SAKAMOTO DAYS』は新たな代表作に?
1月11日からから放送開始となるTVアニメ『SAKAMOTO DAYS』。殺し屋としての危険な過去と、コンビニ店主として過ごす穏やかな現在。相反する二つの顔を持つ主人公・坂本太郎役に起用されたのは、杉田智和だ。
渋い低音ボイスを使った演技から、コミカルな演技まで幅広くこなす杉田は、どんな役でも彼らしく魅力を引き出してくれる声優だ。その特徴的な声から、コアな声優ファンでなくても、声を聞いた瞬間に“杉田ボイス”だと分かる視聴者も多いのではないか。重厚な低音ボイスと抜群の存在感に加え、小ネタやアドリブを織り交ぜる“フリーダム杉田”の愛称でも親しまれ、アニメファンからの信頼も厚い。
『銀魂』の坂田銀時役、『涼宮ハルヒ』シリーズのキョン、『ハチミツとクローバー』の真山巧、『妖狐×僕SS』の青鬼院蜻蛉など、杉田がこれまで演じてきた有名キャラクターは数知れず。そこに新たに加わるのが、『SAKAMOTO DAYS』の主人公・坂本太郎だ。
本作は、同名漫画を原作としたコメディ、サスペンス、アクションが絶妙なバランスで織り交ぜられた物語だ。引退して家族という大切なものを得た坂本と、それを一緒に支える個性豊かな仲間たち。次々と襲い来る魅力的な敵キャラクターたちとの戦いで裏社会を描きつつも、シリアスになりすぎず、絶妙なユーモアが加わることで、独特の坂本ワールドを作り上げている。
主人公の坂本太郎は、かつて「最強の殺し屋」と呼ばれた伝説の男だ。スリムな長身でメガネ姿がトレードマークだった彼は、結婚を機に140kgのふくよかな体型に。一見すると愛らしいマスコットキャラクターのような見た目だが、これが元・最強の殺し屋という意外性が本作の魅力の一つだ。殺し屋から足を洗った後は、妻と共に「坂本商店」を営み、表向きは平和な日々を過ごしている。