『テニプリ』×肉汁餃子、『幽白』×じゃらんも 2024年異色のアニメコラボベスト5
11月15日、2024年にもなってアニメ『異能バトルは日常系のなかで』に新たな展開があったことに驚愕したアニメファンも多かったでしょう。同作を代表する名シーンとコラボした日清のどん兵衛のCM「裏どん兵衛わかんないよ! 篇」が公開されたのです……なんで今?
これが11月19日時点で8.2万リポスト、15万いいねと結構な評判となっています。そもそも『異能バトルは日常系のなかで』は2014年に放送されたライトノベル原作のアニメで、件のシーンは第7話で主人公の厨二病高校生に安藤寿来(CV:岡本信彦)に対して幼なじみの櫛川鳩子(CV:早見沙織)が「わかんないよ!」というセリフからキレまくるくだりです。早見さんの独壇場と言えば、ここか『神之塔 -Tower of God-』第1期最終回かというくらいの有名シーンですね(あくまで筆者の見解です)。
放送から10年経った作品が、なぜどん兵衛といきなりコラボしたのかという謎はどなたかが解明してくれるのを待つのみですが、ただ振り返ってみれば2024年はこうした異色のコラボは多かったなあと。まさに同じ日に大塚製薬の新CMに「檄!帝国華撃団」(ゲキテイ)が使用されたりしたし。
というわけで今回は特に「これはユニークだった」と印象に残っているアニメ関連のコラボレーションを、勝手に決めたランキング形式で振り返ってみます。
第5位:『ATRI』エンドカード
アニメの最後に表示されるエンドカードはおなじみの要素ですが、作品に近しいマンガ家や著名イラストレーターが担当するのが定番です。しかし夏アニメ『ATRI-My Dear Moments-』はヒロインのアトリが(自称)高性能ロボットだからか、アトムやマジンガーZといったアニメのロボットとコラボしていました。
このエンドカードは公式サイトですべて確認できます。(※1)こうしたコラボが一部だけなのが少しだけ残念ですが(もちろんほかのイラストもGood!)、“ロボットつながり”の一点突破で無茶なコラボも行う姿勢が素敵でした。
第4位:『幽☆遊☆白書』×じゃらん
旅行予約サイト・じゃらんnetのWebCM「『湯湯白書』篇」で『幽☆遊☆白書』がフィーチャーされました。ナレーションを浦飯幽助役の佐々木望さんが担当し、描き下ろしアニメーションと共にセール情報をアピールするという内容です。すでに公式での動画は公開を終えているようですが、「伊達にあの湯は見てねえぜ!」のフレーズを始め見どころ満載なので、未見の人はぜひチェックしてほしいCMでした。