鈴鹿央士×松本穂香が明かす、役作りへのこだわり 月9共演で挑んだ普遍的なテーマ

松本穂香「ビジュアル面の細かい部分も大事にしていきたい」

松本穂香

ーー本作は“昭和時期”が舞台になっていますが、時代設定による演出の観点で感じた面白みなどはありますか?

松本:衣装もかわいいですよね。(鈴鹿のスーツを指差し)これも全部作ったんですか?

鈴鹿:スーツの形も現代のと昭和初期のとでは形が違ったりするので、僕のスーツも生地から縫ってもらっています。お洋服が入ってくる、“レトロ”がキーワードにある時代でもあるので、衣装からもそういう時代背景のこだわりが感じられます。

松本:私が着ている着物も当時のもので、昭和レトロモダンっぽさがあって、すごくかわいいです。原作も昭和初期の設定でありながらも、話し方は「〇〇じゃん」みたいな、現代っぽい自由さがある作品なので、そこもすごく好きです。

鈴鹿:時代的に携帯とかは出てきませんが、その分、文字だったり、直接会って話したりと「人とのつながり」についても考えさせられますよね。鹿乃子は嘘が聞こえるという能力を持っていますが、その上で相手を信じる、という今の時代にも通じる「人と人の関わりの大切さ」という普遍的なテーマを持った作品だなと感じています。

ーー原作を実写ドラマに落とし込むにあたって、髪型や、見た目でこだわった部分があれば教えてください。

松本:髪型は原作に似せています。昔は眼鏡の鼻当てがなかったりしたので、眼鏡はまだ試行錯誤中ですが……。そういう鼻当てをつけるかつけないかだったり、ビジュアル面の細かい部分も大事にしていきたいなと思っています。私自身ができることとしては、髪型くらいなんですけど。

鈴鹿:僕は基本スーツなのですが、採寸した時に「細いからもうちょっと筋肉をつけてください」と言われて、トレーニングをしています。あと僕は貧乏な役なので、シャツの生地も真っ白じゃなくて、ちょっとくすんだ色にしてみたり、スーツのジャケットのボタンのつけ方も工夫しています。当時は、イギリスの王室の人たちが太ってて苦しいから1個開けてて、庶民の人たちが、偉い人が1個開けてるなら僕たちも開けなきゃって言って開けたのが、みんなに広まって、それがルールみたいになってるらしくて。

ーー特に楽しみにしているシーンがあれば教えてください。

松本:やっぱり第1話の出会って間もないときの、2人の話が噛み合わない面白さですかね(笑)。すごくマイペースな先生なので、鹿乃子が翻弄されるみたいな。はじまりの場面から面白いので、そのシーンがどうなるのか楽しみです。

鈴鹿:確かに。あとは、個人的にセットもすごいなと感じました。本当に車も走れる街並みを作ってて、そこで撮影するのも楽しみですね。

松本:ロケで山の中で撮影するシーンがあるのですが、そこでのアクション的なこともあるだろうし、そこで私が先生に結構大きな告白をしたりするので、ロケのシーンも見どころがたくさんあります。

鈴鹿:監督とも話していたのですが、左右馬がビシッと本気になる場所って意外とあんまりなくて。そんな中で、第1話は数少ないビシッと決めるシーンがあるので楽しみにしていただけると嬉しいです。

■放送情報
『嘘解きレトリック』
フジテレビ系にて、10月7日(月)スタート 毎週月曜21:00~21:54放送
※初回15分拡大(21:00~22:09放送)
出演者:鈴鹿央士、松本穂香、味方良介、片山友希、大倉孝二、磯山さやか、今野浩喜、村川絵梨、櫻井淳子、杉本哲太、若村麻由美ほか
原作:都戸利津『嘘解きレトリック』(白泉社・花とゆめコミックス)
脚本:武石栞、村田こけし、大口幸子
演出:西谷弘、永山耕三、鈴木雅之
プロデュース:鈴木吉弘、狩野雄太
制作協力:AOI Pro.
制作・著作:フジテレビ
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