『ビートルジュース』36年ぶり新作が北米3連覇 『トランスフォーマー/ONE』惜敗の原因は?

 そのほか今週は、ハル・ベリー主演のサバイバル・スリラー『Never Let Go(原題)』が第4位に初登場。デミ・ムーア&マーガレット・クアリー主演、第49回トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門で観客賞に輝いた『The Substance(原題)』も第6位に登場した。注目は後者で、若さに執着する元スター女優を描いたホラー映画として賞レースの有力株。日本でも2025年5月の劇場公開が決定している。

映画『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』予告編

 なお、ジェームズ・マカヴォイ主演『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』は公開2週目で第3位をキープ。週末興収は590万ドル、作品の高評価も手伝って前週比マイナス48.2%という結果となった(ホラージャンルとしては優れた数字だ)。世界興収は4238万ドル、製作費は1500万ドルなのでこちらも興行的には成功といえる。

 北米市場全体の年間興収は、前年の同時期と比べて88.1%。10月は『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』なども控えるが、ここからどのように展開してゆくか。

北米映画興行ランキング(9月20日〜9月22日)

1.『ビートルジュース ビートルジュース』(→前週1位)
2600万ドル(-49.4%)/4172館(-403館)/累計2億2684万ドル/3週/ワーナー

2.『トランスフォーマー/ONE』(初登場)
2500万ドル/3978館/累計2500万ドル/1週/パラマウント

3.『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』(↓前週2位)
590万ドル(-48.2%)/3375館(変動なし)/累計2145万ドル/2週/ユニバーサル

4.『Never Let Go(原題)』(初登場)
450万ドル/2667館/累計450万ドル/1週/ライオンズゲート

5.『デッドプール&ウルヴァリン』(↓前週3位)
390万ドル(-25.4%)/2450館(-625館)/累計6億2728万ドル/9週/ディズニー

6.『The Substance(原題)』(初登場)
310万ドル/1949館/累計310万ドル/1週/MUBI

7.『Am I Racist?(原題)』(↓前週4位)
253万ドル(-44.2%)/1600館(+83館)/累計900万ドル/2週/SDG Releasing

8.『Reagan(原題)』(↓前週5位)
166万ドル(-42.5%)/1850館(-600館)/累計2652万ドル/4週/Showbiz Direct

9.『JUNG KOOK: I AM STILL』(初登場)
142万ドル/769館/累計257万ドル/1週/Trafalgar Releasing

10.『エイリアン:ロムルス』(↓前週7位)
132万ドル(-44.5%)/1350館(-600館)/累計1億362万ドル/6週/20世紀スタジオ

(※Box Office Mojo、Deadline調べ。データは2024年9月23日未明時点の速報値であり、最終確定値とは誤差が生じることがあります)

参照

https://www.boxofficemojo.com/weekend/2024W38/
https://variety.com/2024/film/box-office/transformers-one-beetlejuice-beetlejuice-box-office-close-race-1236152667/
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/transformers-one-box-office-beetlejuice-beetlejuice-1236008720/
https://deadline.com/2024/09/box-office-transformers-one-the-substance-never-let-go-1236095371/
https://www.nytimes.com/2024/09/15/business/media/beetlejuice-warner-bros-lifeline.html

■公開情報
『ビートルジュース ビートルジュース』
9月27日(金)全国公開
監督:ティム・バートン
出演:マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラ、ジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチ、ジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
公式サイト:beetlejuicemovie.jp

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