伊藤英明と新木優子が“完璧な夫婦”に 石川慶監督『不都合な記憶』Prime Videoで9月配信
伊藤英明が主演を務め、新木優子がヒロイン役を担当するAmazon Original映画『不都合な記憶』が、9月27日よりPrime Videoにて世界独占配信されることが決定。あわせてティザービジュアルと特報映像が公開された。
本作は、西暦2200年に暮らす“完璧な夫婦”の幸せだった夫婦生活が突如崩れゆく様子を描く、サイコパスサスペンスロマンス。『愚行録』『ある男』などの石川慶が監督と脚本を務め、石川監督とは『愚行録』『蜜蜂と遠雷』『Arc アーク』でもタッグを組んだポーランド出身のピオトル・ニエミイスキが撮影監督を務めた。また、世界的に活躍するSF脚本家ブラッド・ライトを共同脚本に迎え、カナダのVFXチームが最新のCG技術で近未来の舞台を再現。撮影はタイで行われるなど、国際色豊かな作品となっている。
伊藤が演じるのは、自分の“理想”を追求するあまり、歪んだ愛で妻を支配しようとする天才科学者・ナオキ。一方の新木は、ナオキの妻で陶芸家のマユミに扮する。
舞台は西暦2200年。科学技術が発展し人類の宇宙移住が進んだ近未来。宇宙に浮かぶ高級レジデンスに暮らすナオキ(伊藤英明)とマユミ(新木優子)は、一見誰もが憧れる完璧な夫婦。マユミは趣味の陶芸、ナオキは自身の研究に没頭し、洗練されたダイニングで優雅な音楽と料理や食事を楽しむ。そんな平穏で理想的な夫婦の日常を過ごしていた。しかし実はナオキは、マユミが自分を一番に愛してくれていた頃の幸せな日々を取り戻すため、妻をアンドロイドにしていた。自分の理想を追求するあまり何度も妻を“作り変える”ナオキ。その歪んだ愛情と自身の置かれた状況に、マユミは少しずつ気付き始める。
公開された特報映像では、誰もが憧れる理想的な生活を送るナオキとマユミが映し出される一方、目の中に光がうごめき、“作り変え”られている様子のマユミの姿も。ティザービジュアルでは、鋭い視線でこちらを見つめる伊藤と目を閉じた新木の姿が描かれている。
コメント
伊藤英明(ナオキ役)
台本を読んだ時からこれまでの未来を舞台にした作品とは作風が違うと感じていました。「宇宙の設定はどうやって描かれるんだろう? AIやテクノロジーをどのように表現するのだろう?」と、経験したことのない設定に想像を掻き立てられていました。石川さんが監督で、またタイで2カ月間日本とは違う国で全編撮影するというのはキャリアの中で初めてことだったので、役に対する集中だけでなく文化の違いにどうしても反応してしまう自分自身との闘いもあり、覚悟と責任感が必要でした。また、「映画は監督によって作られるものなんだ」と、強く意識した作品でもありました。
石川監督の頭の中にある世界をどう表現すべきか悩み、楽しみ、結果として更に役者という仕事が好きになりました。
もどかしくて、つらくて、楽しくて、幸せで、感情を揺さぶられる要素が散りばめられた最高の作品です。
新木優子(マユミ役)
このプロジェクトは、規模が大きいだけでなく、石川監督の見ているもの、作ろうとしているものがすごく大きく感じたので、緊張感もあったんですけど、お声をかけていただき、ご一緒できて本当に嬉しかったです。ここまで宇宙空間とリアルな空間が一体化して、境目が違和感なく描かれた作品はなかなかないと思います。この作品は日本だけじゃなく世界の方々にも楽しんでいただける作品になっていると思うので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
石川慶(監督・共同脚本)
SF作品はある程度、古典的な未来像が固まっている一大ジャンルだと思いますが、せっかく新しい未来を描くのに先人たちを模倣するのは意味がないと思いました。人間関係が断ち切られた宇宙空間だからこそ突き詰めたシンプルな夫婦の話を描くことができ、エンタメ要素もありつつ、タイのエキゾチックな要素もあり、日本人としても感情移入できる物語になっているので、SFというジャンルにとらわれずに先入観なくお楽しみいただければと思います。
ジェームズ・ファレル(Amazon MGM スタジオ インターナショナル・オリジナル責任者)
人類の宇宙への移住がそう遠くはない近未来が、石川慶監督の手によりドラマチックに描かれます。伊藤英明さん、新木優子さんという日本のトップレベルの俳優の方に主演を務めて頂き、ポーランド人の撮影監督ピオトル・ニエミキスキによる撮影がタイで行われ、VFXはハリウッド映画も手掛けるカナダと、最高峰のスタッフが集結しました。サスペンスフルなストーリーと、リアリティ抜群の新しいSF映像体験をお客様へお届けできることを嬉しく思います。
■配信情報
Amazon Original映画『不都合な記憶』
Prime Videoにて、9月27日(金)世界独占配信
出演:伊藤英明、新木優子ほか
監督:石川慶
脚本:石川慶、ブラッド・ライト
撮影監督:ピオトル・ニエミイスキ
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