ドワーフスタジオ新作『こまねこのかいがいりょこう』10月25日公開 予告編&ポスターも

 ドワーフスタジオの最新作『こまねこのかいがいりょこう』が、10月25日より新宿バルト9ほかにて全国順次ロードショーされることが決定した。

 2003年に誕生したドワーフスタジオのオリジナル作品で、こま撮りをする、もの作りが好きなねこの女の子“こまちゃん”の日常を描いた『こまねこ』。11年ぶりの新作となる本作は、初めての海外旅行に出かけることになった主人公こまちゃんの友情と成長が描かれる短編映画だ。『こま撮りえいが こまねこ』より、『はじめのいっぽ』『こまとラジボー』『ほんとうのともだち』の3作とともに劇場公開される。4作をつめこんだ合計50分のプログラムとなる。

 監督を務めるのは、『こまねこ』の生みの親であり、ドワーフスタジオ代表の合田経郎。「子どもにとって手放せないものは、大人からすると『いつか手放さなければいけないもの』に見えるようで・・・。ウクライナからぬいぐるみを抱えて避難する子どもの映像を見
たことをきっかけにして生まれた短編アニメーションで、ころころと変わる気持ちの表現にこだわって作りました」と作品に込めた想いを語っている。

 また、プロデューサーを務めた木梨綾乃は「色褪せない手法、こま撮りで制作されている本作は、当時から大事に受け継いできた人形、美術セットを修復し、当時のスタッフを再集結して、また新しく命を吹き込むことができました。こまちゃんの心の成長を一緒に感じてみませんか」とコメントしている。

映画『こまねこのかいがいりょこう』予告編

 あわせて、予告編とポスタービジュアルも公開。予告編には、初めての海外旅行に大はしゃぎする様子から一転、つぶらな瞳に涙を浮かべるこまちゃんの姿が映し出されている。山のうえのおうちに暮らすこまちゃんはものづくりが大好きな女の子。いつも自分の心に素直に、そして楽しく暮らしている。ある日、いっしょに暮らす“おじい”から海外旅行の計画を聞き喜ぶこまちゃんだが、友達のももいろとはいいろは連れていけない。はたしてこまちゃんは、大好きな彼らと離れても大丈夫なのか。

 ポスタービジュアルには、右手に航空券、左手に旅行カバンを持ったこまちゃんの楽しげな姿に、「大切なものと ずっといっしょに いられたらいいのに」とコピーが添えられている。

 また、ムビチケ前売券(オンライン)が8月30日に発売されることが決定。購入者特典として「オリジナルスマホ壁紙」がプレゼントされる。さらに同日より「チェキ付きムビチケ」も発売。入場者プレゼントとして「いつもこまちゃんといっしょ!クリアキャラスタンド」が配布されることも決定した。

コメント

合田経郎(原作・監督・キャラクターデザイン)

20年続けている『こまねこ』シリーズの最新作。子どもにとって手放せないものは、大人からすると「いつか手放さなければいけないもの」に見えるようで・・・。ウクライナからぬいぐるみを抱えて避難する子どもの映像を見たことをきっかけにして生まれた短編アニメーションで、ころころと変わる気持ちの表現にこだわって作りました。

木梨綾乃(プロデューサー)

こま撮りする“ねこ”「こまねこ」が誕生して20年。20周年を記念して制作された本作は、撮影現場をまるごと展示する公開撮影で制作しました。20年前、こまねこ誕生の際に来てくださった、かつての子供たちは大人になり、当時「こまねこ」をアート作品として親しんでくださった学生さんは親になり、今回の展示には子供と一緒にこまねこに会いに来てくれました。色褪せない手法、こま撮りで制作されている本作は、当時から大事に受け継いできた人形、美術セットを修復し、当時のスタッフを再集結して、また新しく命を吹き込む
ことができました。こまちゃんの心の成長を一緒に感じてみませんか。

■公開情報
『こまねこのかいがいりょこう』
10月25日(金)より、新宿バルト9ほか全国順次ロードショー
原作・監督・キャラクターデザイン:合田経郎
エグゼクティブプロデューサー:松本紀子
プロデューサー:木梨綾乃
アニメーター:峰岸裕和、根岸純子、原田脩平
企画・制作:dwarf studios
配給:日活
製作:株式会社FIELD MANAGEMENT EXPAND dwarf studios
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
©︎dwarf・こまねこフィルムパートナーズ ©︎dwarf
公式サイト:www.komaneko.com

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