永瀬廉×出口夏希、初共演で縮まった距離感 “忘れられない夏休み”の思い出も

永瀬廉と出口夏希にとっての“忘れられない夏休み”は?

ーー年齢的にもお二人の高校生姿を見られる機会はどんどん少なくなっていくと思いますが……。

永瀬:いや、勝手に決めつけないでください! まだまだ全然いけるんで(笑)。

出口:私もまだ高校生役が続いています(笑)。

永瀬:でも高校生を演じるのは楽しみではありましたね。僕は通信制の高校に通っていたので、実際の高校生活では高校生っぽいことができなかったので。日々の授業や文化祭みたいな行事ごとを含めて、作品を通して楽しむことができるので、それは本当に嬉しいです。

ーー映画の中では「夏休み」が描かれていますが、お二人にとっての“忘れられない夏休み”を教えてください。

永瀬:昔は、毎年夏休みの新潟のおばあちゃんの家に帰省していたんです。事務所に入ってからは仕事もあってなかなかそういう機会がなかったんですけど、高校生のときに地元の仲の良い友達と海辺の宿に泊まって、花火をしたり外でレジャーシートを敷いてご飯を食べたりして、朝そのまま仕事に行ったことがあって。それは“忘れられない夏休み”でしたね。めちゃくちゃ青春でした。

出口:私は夏休みに外に出た記憶があまりなくて。ずっとクーラーをかけた家の中で涼みながら過ごして、夏休み最後の1週間で残った宿題に焦る夏を毎年過ごしていました。食べるか寝るかしかしてなかったです(笑)。逆にこのお仕事を始めてから休みを大事にするようになって、友達とコテージを借りて泊まりで海のほうに行ったりしています。友達がみんな社会人なので、2~3カ月前からマネージャーさんにお願いして、私がみんなの休みに合わせているんです。

永瀬:休み取るのってなかなかタイミングが難しくない?

出口:そうそう!

永瀬:相談すればお休みをもらえるんですけど、仕事が重なってどうしても取れない時期が続いて。ちょっと空気を読みながら(笑)。

出口:わかる! 空気を察して(笑)。

永瀬:前、「3日くらい休みをください」って言ったらもらえたんですけど、普通3連休だと思うじゃないですか。なのに、まさかの飛び飛びで(笑)。そういうときは遠出はできないので、とりあえず前日は友達と飲みに行って、休みの当日は買い物に行ったりして過ごしてます。

(左から)永瀬廉、出口夏希

ーー『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』は、まさにそういう日常の大切さを改めて噛み締めるような作品ですよね。お二人も改めてなにか感じることがあったのでは?

永瀬:秋人と春奈の姿を通して、普段生活しているこの時間が当たり前ではないということを痛感しました。もし自分が秋人や春奈のような立場になったら、二人のように行動できるのかということもいろいろ考えましたね。そういう意味でもいろんなことに気づかせてくれる作品だと思います。

出口:実際に余命を宣告される方もたくさんいらっしゃって。私は、本当にいま生きているこの日々を大事にしなければいけないなと思いました。

■公開情報
Netflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』
Netflixにて世界独占配信中
出演:永瀬廉、出口夏希、横田真悠、杏花、秋谷郁甫、大友一生、月島琉衣、野間口徹、水橋研二、夙川アトム、木村文乃、大塚寧々、仲村トオル、松雪泰子
原作:森田碧『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社刊)
監督:三木孝浩
脚本:吉田智子
音楽:亀田誠治
主題歌:suis from ヨルシカ「若者のすべて」(Polydor Records)
エグゼクティブ・プロデューサー:秋田周平
プロデュース:春名慶
プロデューサー:渡久地翔、坂野達哉
制作:日活 ジャンゴフィルム

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