阿部サダヲ、磯村勇斗の“猛練習”の裏側暴露!? 「他の方に迷惑をかけてしまうくらい……」

河合優実

 スケバンで、激しい親子喧嘩を繰り広げる市郎の娘・純子を演じる河合は、昭和世代とのギャップを埋めるべく、あることをしたという。「80年代のドラマを観て、今の人との喋り方の違いを見たり、80年代の脚本に出てくる固有名詞をググったりしましたね」と述懐。「大人の方が観たら『懐かしい』の嵐だと思うんですけど、(当時を生きる人として)自分で言わなきゃいけない台詞なので、詳細に調べました」と振り返った。

坂元愛登

 ある理由から、市郎が勤務する中学校に転入してくる向坂キヨシ役の坂元は、現在中学3年生。先輩役者との共演には感動を覚えているようで「毎日すごく緊張しますし、『自分がここにいていいのか』と思っちゃうんですけど、(共演者の)皆さんがすごく優しくて。自分が演じやすいように道を作ってくれている感じがして、いつも助けられています」と語ると、すかさず阿部が「誰かに言わされているわけじゃないよね?」とツッコミ。笑いを誘った。

吉田羊

 社会学者で、キヨシの母・向坂サカエを演じる吉田は、宮藤作品には初参加。「(宮藤作品は)登場人物がみんな魅力的で、ゲラゲラ笑いながら読んでいるんだけど、ふとグッとくるセリフがあったり、ハッと気付かされる言葉があったり……。今回の市郎さんと純子ちゃんの関係性もそうですけど、選びとっている言葉は粗暴なのに、お互いが大切に思っていることが、ありありと伝わってくるのが、本当に不思議で温かい。この世界に生きられるのが幸せです」と感謝を述べた。

宮藤官九郎

 そうして、脚本を絶賛された宮藤は、作品への思いとして「いろんなことが『ダメ』って言われるようになったじゃないですか。今回のドラマは、全部サブタイトルが『〇〇しちゃダメですか』なんですけど、ダメっていう言葉で終わりにして、“なんでダメなのか”を考えなくなってきているなと実感していて。第1話は『頑張れって言っちゃダメですか?』なんですけど、なんで頑張れって言っちゃダメなんだっけ、ということを『頑張れ』としか言われてこなかった我々が問いかけることで、1話ずつ考えるドラマにしたいな、と」と想いを吐露。「(ドラマ視聴後は)いろんな人と(取り上げたテーマについて)語り合ってほしいです。そうすると、新しい楽しみ方が生まれると思います」と話していた。

■放送情報
金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』
TBS系にて、1月26日(金)スタート 毎週金曜22:00〜22:54放送
※初回は15分拡大
出演:阿部サダヲ、仲里依紗、磯村勇斗、河合優実、坂元愛登、三宅弘城、袴田吉彦、中島歩、山本耕史、古田新太、吉田羊
第1話ゲスト: 木下晴香、咲妃みゆ、菅原永二
脚本:宮藤官九郎
プロデュース:磯山晶、勝野逸未
演出:金子文紀ほか
主題歌:Creepy Nuts「二度寝」(Sony Music Labels)
編成:河本恭平、松本友香
製作:TBSスパークル、TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/futekisetsunimohodogaaru/
公式X(旧Twitter):@futeki_tbs
公式Instagram:futeki_tbs

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