『おっさんずラブ』続編で描かれる“好き”のその先 春田&牧の関係を揺さぶる恋の刺客も?

 そして、劇場版の公開から5年。『おっさんずラブ-リターンズ-』では、春田たちを取り巻く環境も様変わりしているようだ。春田は転勤先のシンガポールから帰ってきた牧と同棲を開始。ラブラブな新婚生活が始まるかと思いきや、牧は仕事で忙しく、さらには春田が家事が一切できないポンコツゆえに喧嘩が増えていく。そこにやってくるのが、“家政夫のナギサさん”……ではなく、早期退職後に再就職を果たした“家政夫の武蔵さん”だ。予告編では、そんな黒澤が姑ムーブをかまし、牧と火花を散らす場面が描かれている。「俺のためにケンカするのやめてくださぁぁぁい! 」と絶叫する春田がまた観られるなんて。

 ほかにも、ちずがいつの間にかシングルマザーになっていたり、舞香と鉄平にも2人の子供ができ、マロと蝶子が二世帯住宅で暮らし始めていたりと気になる点が満載。本作で描かれるのはいわば、“好き”のその先であり、それを見せてもらえるのはありがたくもあり、不安もある。パートナーにしろ、子どもにしろ、一緒に生活する上で好きという気持ちだけでは耐えきれないことがたくさんあるからだ。これまでは“好き”の力で世間の常識を超えてきた彼らが、それだけではどうにもならない家族の問題といかに向き合っていくのかが続編の見どころとなるだろう。

 そんな中で新たな恋の誘惑もある。今回、春田と牧の関係を大きく揺さぶりそうなのが、新居のお隣で同居する和泉幸(井浦新)と六道菊之助(三浦翔平)だ。和泉は天空不動産の東京第二営業所に中途採用で入社してくるが、かなりのポンコツ。しかも、情緒不安定で、突然泣き出すことも。年下の上司となる春田も扱いに苦労するが、手がかかる子ほどかわいいというもの。面倒見の良い春田が放っておけるはずはなく、牧がヤキモチを焼くような存在となるのではないだろうか。

 一方で、六道は移動式おかかおむすび専門店を営んでおり、その硬派な佇まいから“菊様”という愛称で女性客の人気を集めている。牧にとって春田は例外で、どちらかといえば六道のような落ち着いた男性が好みのような……。果たして春田と牧は、すでに2人からダダ漏れている魅力に惑わされることなく、家族としての絆を深めていくことができるのか。2人の関係性が揺らぐ時、いつも大事なことを教えてくれる黒澤の活躍にも注目だ。

■放送情報
『おっさんずラブ-リターンズ-』
テレビ朝日系にて、1月5日(金)スタート 毎週金曜23:15~0:15放送
出演:田中圭、吉田鋼太郎、林遣都、内田理央、眞島秀和、大塚寧々、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉、井浦新、三浦翔平ほか
脚本:徳尾浩司
音楽:河野伸
ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、神馬由季(アズバーズ)
監督:瑠東東一郎、山本大輔、Yuki Saito
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
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