窪塚愛流×蒔田彩珠W主演『ハピネス』に橋本愛、山崎まさよし、吉田羊が出演 特報映像も

 窪塚愛流と蒔田彩珠がW主演を務める映画『ハピネス』の追加キャストとして、橋本愛、山崎まさよし、吉田羊の出演が発表され、あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。

 本作は、『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』などで知られる嶽本野ばらの同名小説を、『花戦さ』『犬部!』などの篠原哲雄監督が実写化する青春ラブストーリー。「わたしね、あと1週間で死んじゃうの――」。恋人の突然の告白からはじまった“ふたりの7日間”は、悲しいけれど、幸福と愛に満ちあふれた、かけがえのない奇跡だった。残り少ない日々を命の限り輝かせようとする少女と、そんな彼女の夢を全力で支えようと奔走する少年の恋模様を描き出す。

 彼女の突然の告白に戸惑いながらも、幸せな日々を一緒につくりあげることに協力する雪夫を演じるのは、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)や映画『愛のゆくえ』の窪塚。心臓の病気のため、医者から余命1週間と告げられた高校2年生の由茉役を、映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』やNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の蒔田が担当する。

 橋本が演じるのは、由茉(蒔田彩珠)のために明るく振る舞う弟・雪夫を案じる姉・月子。余命わずかと宣告された娘への思いに押しつぶされそうになりながらも、それでも娘の幸せを願う由茉の母・莉与を吉田役を吉田が担当。さらに、妻の莉与とともに、娘のやりたいことにそっと背中を押す由茉の父・英生役で、篠原監督とは『月とキャベツ』『影踏み』でタッグを組んでいる山崎が出演する。

映画『ハピネス』特報 2024年5月17日(金)公開

 公開された特報映像は、「私ね、あと1週間で死んじゃうの」という言葉を雪夫(窪塚愛流)に告げる、由茉の台詞から始まる。辛い顔をせず自らの決心を振り絞って伝えられた言葉とは対照的に、大きな動揺を見せる雪夫。自分にできることは何かと悩みつつも、「自分らしく生きたい」という由茉の願いを叶えるため、彼女に寄り添い続けることを決意する。

 ティザービジュアルでは、雪夫と由茉が互いに見つめ合う横顔に「7日後に消えてしまうキミは、世界で一番輝いていた―」キャッチコピーが添えられている。

 なお、本作の公開日は、2024年5月17日に決定した。

コメント

橋本愛(国木田月子役)

原作を読んで、私は主人公の由茉ちゃんと同じ問いを抱いていることに気づきました。17歳という若さであまりにも残酷な現実を突きつけられた彼女が出した結論は、あまりにも強く、美しかった。月子はぶれない強さを持っていて、弟の雪夫に対して力を与えられるような存在なのですが、月子自身も雪夫に何度も助けられてきたのだろうと思います。私は、この姉弟の関係が大好きです。撮影中は、雪夫と由茉が、痛みや悲しみや残酷な運命をどう乗り越えていくのか、喜びや幸せや奇跡のような出会いを、どう噛み締めて生きていけるのか、見守るような気持ちで演じさせていただきました。観終わったあとに、清らかで美しい心と生きる勇気が胸を満たす作品です。

山崎まさよし(山岸英生役)

自分にも子供がいるので、英生にすごく感情移入することができました。後半、娘を想い怒りを爆発させるシーンがあるのですが、そこはつい感情的になってしまったことを覚えています。「あぁ、アカデミー賞もらったな!」と思いました。笑また、劇中で家族3人が川の字になって寝るシーンでは、昔自分の子どもたちとそんな風に寝ていたことを思い出し、懐かしくなりました。悲しい物語ではありますが、再生というか、前向きになれるものを内に秘めている、希望に満ちた作品です。死生観についても考えさせられました。是非劇場に足をお運びください。

吉田羊(山岸莉与役)

ひとりの女の子が自分の人生を「どう生ききるか」という映画であると同時に、娘の死に直面した家族の生き方を描いた物語でもあると思います。私自身演じながら、家族として彼女の意志を尊重して寄り添う方法を学ばせていただきました。『ハピネス』というタイトルどおり、幸せの基準はそれぞれの心のなかにあって、その全てを尊重し合えたら、この世界はもっとずっと、優しいですね。観てくださった方が前向きな気持ちで自分の人生に自信と勇気を持って生きていただける、そんな背中を押せる映画になることを願っています。

■公開情報
『ハピネス』
2024年5月17日(金)より全国公開
出演:窪塚愛流、蒔田彩珠、橋本愛、山崎まさよし、吉田羊ほか
原作:嶽本野ばら『ハピネス』(小学館文庫刊)
監督:篠原哲雄
脚本:川﨑いづみ
制作プロダクション:光和インターナショナル
配給:バンダイナムコフィルムワークス
©嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会
公式サイト:happiness-movie.jp

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