伊藤詩織の初監督作が第41回サンダンス映画祭に正式出品 スターサンズが製作代表に
映像ジャーナリストの伊藤詩織による初監督映画 『Black Box Diaries(原題)』が、第41回サンダンス映画祭国際長編ドキュメンタリーコンペティション部門に正式出品されることが発表された。
イギリス、そしてアメリカとの国際共同製作として完成した本作は、伊藤自身が被害にあった性的暴行への勇気ある調査に乗り出していく姿を記録したドキュメンタリー。伊藤が元テレビ局員の記者からの暴行被害を訴えた記者会見の直後の2017年から製作が始まった。『新聞記者』や『月』を手がけたスターサンズが製作代表に名を連ねている。
本作が国際長編ドキュメンタリーコンペティション部門に正式出品されるサンダンス映画祭は、アメリカ最大のインディペンデント映画祭。過去には、『セッション』『ミナリ』『コーダ あいのうた』などアカデミー賞受賞作品が多数出品されている。今回選出されたコンペティション部門には、数千本を超えるエントリーの中から12本が出品されており、日本製作作品の出品は、史上2本目。第41回サンダンス映画祭は、2024年1月にアメリカ・ユタ州で開催される。
■作品情報
『Black Box Diaries(原題)』
監督:伊藤詩織
製作代表:スターサンズ
製作国:英国・米国・日本共同製作