伊原六花、『ブギウギ』出演の喜びを語る 趣里は「スズ子になると子犬みたいなかわいさ」

 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演中の伊原六花よりコメントが寄せられた。

 伊原が演じるのは、スズ子(趣里)のUSKの後輩・秋山美月。ライバルの花咲歌劇団から移籍してきた実力派で、男役で大人気となる。タップダンスの名手。理想が高く、ショーの質を高めるためには、先輩にも物怖じせず意見する。

 伊原は「次の朝ドラが『ブギウギ』だと聞いた瞬間からどんな形でも関わりたいなと思っていた」と待望の出演だったことを明かす。

「出演できることになってすごくうれしかったです。しかも、いつかやりたいと思っていたタップダンスをする役でとても楽しみでした。でも、タップはとても難しくてびっくり! クランクインする約4カ月前からRONxIIさんという指導の先生がマンツーマンで教えてくださり、何とか乗り越えられました。難しい技にも挑戦して、本当に私が踏んでいるので見ていただけたらと思います。『男役を』と言われた時は、どちらかというと童顔なのにかっこよくなれるか心配だったんですが、今ではプライベートで写真を撮るときまでちょっとかっこつけるようになっています(笑)」

 秋山が男役を務めるクールな役柄ということもあり、現場では「笑えないのが寂しかった」と伊原は振り返る。

「スタッフと『秋山はどこで最初に笑おうか?』と相談するくらい、序盤はあまり笑わない、素を見せない役でした。でも演じるみんなとは本当に仲が良いので、現場が楽しいのに本番になった瞬間に『秋山』となってあんまり笑えないのが寂しかったですね。『みんなアドリブ楽しそうやな~』とうらやましく見ていました(笑)。東京編になると、大阪編でのメンバーとの青春的なところから成長し、秋山もスズ子もそれぞれちょっと大人になる瞬間が出てきます。スズ子との仲も大阪編よりぐっと深くなります。先輩と後輩という関係でもあり、同志でもあります。一緒に悩み、支え合っていく姿にもご注目ください」

 また、歌劇団のメンバーとの良好な関係を明かし、「特に、趣里さんのお人柄が素晴らしすぎて!」とその存在感を絶賛する。

「ダンスの練習や、OSKの皆さんからの所作や先輩後輩のルールを教えてもらってみんなで共有したことで、他の作品では味わえない一体感やチーム感がクランクインする前からありました。もっとこうやっていこうという話し合いや、歌劇シーンの撮影時の声かけなどもいい雰囲気でできたので、本当にいいメンバーが集まったと思います。このメンバーだからこそ、支えあって乗り切れたと思います。特に、趣里さんのお人柄が素晴らしすぎて! テストの段階からフルスイングで先陣を切ってくださいました。『趣里さんがあそこまでやっているんだから、私たちもやっていかないと!』という気持ちに引っ張っていってもらった感覚です」

 最後に視聴者に向けて、「音楽やダンス、華やかな衣装などとても見応えがあり、『放送されるのがとても楽しみ!』という良いシーンばかりです。個人的にはスズ子の性格がとってもキュートで、元気をもらっています。スズ子を演じる趣里さんのコロコロ変わる表情がもうアニメみたい! 現場のみんながメロメロで、思わず趣里さんが映っているモニターを撫でてしまうほどでした(笑)。ずっと見ていたくなる表情が見どころです。趣里さんご自身は大人な雰囲気もあって周りのことを見てくださる方なんですけど、スズ子になると子犬みたいなかわいさなんです! 本当に笠置さんの歌のとおり、ズキズキワクワクするような瞬間がたくさんある作品なので、半年間ドラマを観ながらちょっと良い朝を迎えられると思います」とメッセージを送った。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK

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