また、話題は「男女の間に友情は成立するのか」という本作のテーマとも重なる内容へ。会場に同じ質問を投げかけると、「成立する」派と「成立しない」派はほぼ半々の結果となった。

　この作品のインタビューの時にも同様の質問をされたという多部はこれを受けて、「成立しない派と答えました」と明かす。続いて松下は「僕は、すごく曖昧な回答で逃げました」と正直に告白。だが「僕は、そのあと色々考えたんですよ。確かに同世代とか、年齢が近い男女は、友情が難しいと思います。ただ僕、思い出したんですけれど、実家の近くに1人で住んでいるおばあちゃんがいるんですね。子供の頃からお世話になっているんですけれど、そのおばあちゃんとはマジで友達なんですよ」と松下の“男女の友情”エピソードを披露。松下は「（そのおばあちゃんとは）すっごい友達！　もちろん年齢も上ですから敬う部分もありますけど、僕がチビの時から一緒なので僕は勝手に友達だと思っています。向こうもきっと僕のことを友達だと思っていますよ」と話し、おばあちゃんと年齢を超えた素敵な友情を築いている様子を聞かせてくれた。

　さらにこの話題では、神尾が衝撃発言も。現在は「成立する派」だという神尾だが、高校生の頃は男女の友情は成立しないと思っていたそうだ。だが大人になってからいろんな価値観に触れ、「あり得るな」と思うようになったという。さらに神尾は「高校生の頃はモテたくてモテたくて、友達じゃなくてあわよくば恋愛と思っていました」と青春時代を振り返る。これには多部も「そんなこと思ってたの？」と驚いた様子。司会者が神尾に「かなりモテたんじゃないですか？」と聞くと神尾は「いやいやいや……」と謙遜してから「まあ、そうっすね」とキッパリ認めた。このカッコ良すぎるモテエピソードには、松下も思わず「かっこいい！　いいなあ！　俺も言いたい」とイスから立ち上がるほど痺れていた。神尾は「冗談ですけど」と笑っていたが、神尾のこの発言は本日のイベントを特に大きく盛り上げた。

　イベント終盤には、これまで情報解禁されていなかった本作の主題歌が藤井風の「花」であることが発表された。藤井がこの主題歌をツアーの移動の飛行機の中で、楽器もないまま作詞・作曲したと聞かされたキャスト陣は驚いた様子を見せる。藤井は楽器のない環境で、『いちばんすきな花』の台本と、ボールペンのノックオンでリズムを作り「花」を作り上げたそうだ。

　ドラマの撮影を振り返りながら、終始、笑顔溢れるイベントとなったこの日。最後までクアトロ主演の4人は息ぴったりのトークで会場を盛り上げた。

■放送情報
木曜劇場『いちばんすきな花』
フジテレビ系にて、10月12日（木）スタート 毎週木曜22:00～22:54放送
※初回20分拡大（22:00〜23:14放送）
出演：多部未華子、松下洸平、神尾楓珠、今田美桜、齋藤飛鳥、白鳥玉季、黒川想矢、田辺桃子、泉澤祐希、臼田あさ美、仲野太賀ほか
脚本：生方美久
プロデュース：村瀬健
演出：髙野舞
音楽：得田真裕
制作・著作：フジテレビ
©︎フジテレビ
公式サイト：https://www.fujitv.co.jp/ichibansukina_hana/
公式X（旧Twitter）：@sukihana_fujitv
公式Instagram：@sukihana_fujitv