津田寛治、『どうする家康』で上杉景勝に 古沢良太作品は「仕事を忘れて楽しめます」

 毎週日曜日に放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』に津田寛治が出演することが決定した。

 本作は、ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く。主人公・家康を松本潤、脚本を『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの古沢良太が担当する。

 津田が演じるのは、越後の虎・謙信公の威光を受け継ぐ・上杉景勝。秀吉に臣従し、越後から会津へ転封となるも、五大老の一人として存在力を高める。 秀吉の死後、自国の軍備増強に専念し、家康への対立をあらわにする。

津田寛治(上杉景勝役)コメント

演じる人物の印象と意気込み

ただ単に家康と敵対する大老ではなく、上杉家を守ってきた当主として心より御家繁栄を願っていた実直な武将であることを念頭において演じました。
徳川家康の人生は、今の時代を生きる若い人たちにシンパシーを感じさせるのではないかと思います。ティーンエイジャーにも観やすく作られている『どうする家康』を日本の若人がご覧になることで、自国のこれからに思いを馳せて頂けるのではないかと期待しています。

上杉景勝のイメージ

やはり謙信の息子というイメージが強く、エリート武士なのかなと思っていましたが、今回演じさせて頂くにあたって監督さんとお話を重ねるうち、野性的で骨太な一面をもつ武将であることが浮き彫りになりました。そんなふうに荒々しくも、それだけではないクレバーな一面も持つ景勝を目指しました。

戦国大河の魅力

400年以上も前の戦国時代の真偽は曖昧な部分も多いと思います。「歴史は勝者によって作られる」という言葉もあるように、学校で教えられる歴史も全てが史実では無いかもしれません。でも、だからこそ戦国時代はドラマに向いているのではないでしょうか。沢山の歴史的事件があったのにその真偽ははっきりせず、それ故いくらでも多面的に想像できるという、ドラマの作り手にしたらとてもファンタスティックな時代だと思います。

古沢良太作品について

『ALWAYS三丁目の夕日』や『探偵はBARにいる』など、ダイナミックに物語が展開していくエンターテイメント作品が圧巻ですね。映画を観るときはどうしても仕事目線になってしまうのですが、古沢作品はまさに仕事を忘れて楽しめます。若い人にも人気の『どうする家康』ですが、若人のカリスマである松本潤さんが晩年の家康をどう演じるのか、とても楽しみです。

■放送情報
『どうする家康』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:松本潤
脚本:古沢良太
制作統括:磯智明
演出統括:加藤拓
音楽:稲本響
写真提供=NHK

関連記事