“麦わらの一味”がアクションを解説 実写版『ONE PIECE』特別メイキング映像公開
Netflixにて独占配信中のオリジナル実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』の特別メイキング映像が公開された。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の尾田栄一郎による世界的人気コミックを実写ドラマ化した本作は、伝説の“海賊王”ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡り、モンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が大海原へと繰り出す壮大な海洋冒険ロマン。
配信開始後、Netflix週間グローバル TOP10(英語シリーズ)で1位スタートを飾り、世界 93カ国でTOP10入りを果たすという大ヒットを記録している。
公開された特別メイキング映像では、製作総指揮を務めたマット・オーウェンズ、スティーヴン・マエダらの解説とともに、イニャキ・ゴドイ、新田真剣佑らキャスト陣が、“麦わらの一味らしさ”をそれぞれが徹底追求したアクションの裏側が映し出されている。
ルフィの戦闘シーンについて、スタントコーディネーターのフランツ・スピルハウスは「ルフィは楽天的な性格だ。動作に面白さを取り入れました。動き回り体を曲げ伸ばしする」と解説。ルフィを演じたゴドイも「ゴム人間は面白い。ワイヤーアクションも学んだ」と笑みたっぷりに語り、縦横無尽に暴れまわるルフィらしいユーモアも詰まったアクションを目指したことを振り返った。続いて、“世界一の大剣豪”を目指す、世にも珍しい“三刀流”使いのゾロ。マエダが「真剣佑は最高の剣士役で、多様な流儀や経験の持ち主」と称賛する新田は「細部までこだわって実写化したゾロを見てほしい」と自信を見せる。映像の中では、それを裏付けるかのように、剣を自由自在に振り回し俊敏に動き回る姿を披露しており、徹底的な鍛錬の結果がうかがえる。
航海の知識と天候を読む天賦の才で船を導く航海士であり、棒術を駆使し闘うナミ。演じるエミリー・ラッドは棒術について「原作でも見られるけど実写版ではもっと戦闘シーンがある。戦闘シーンが楽しくて“全部やるわ”って」と熱弁。映像内でも、棒をくるくると華麗に振り回す姿を魅せ、スピルハウスは「スタントマンも私も舌を巻く出来だ」と力を込めた。臆病&ネガティブな性格ながら、勇敢な海の戦士に憧れ、超一流の射撃の腕を持つウソップ。演じるジェイコブ・ロメロ・ギブソンは「射撃の訓練だ。パチンコの使い方を学んだ」とトレーニングを積んだことも明かしつつ、「でもウソップは恐怖の克服に時間がかかる」と説明。映像でも描かれる通り、アクションだけでなく“ウソップらしさ”を随所に覗かせようとして臨んだギブソンの動きに対し、オーウェンズは「ジェイコブは誰にもマネできない活力をもたらした」と手放しに称賛している。
海上レストラン「バラティエ」の元副料理長であり、足技の達人サンジ。演じるタズ・スカイラーは「1日に8〜10時間も訓練した。今じゃ頭の上からかかと落としができる」「カポエイラやブレイクダンスの動きもある」と振り返る。スピルハウスが「足だけで魅せ続けるのは至難の業」と語る足技。しかしスカイラーは徹底した努力により、一切飽きさせることのないパワフルで見応えのあるアクションを見事実現させた。彼らによるアクションについて、オーウェンズは「彼らの努力と才能が、違和感なくかつ斬新に役を息づかせた。全員がすばらしい。スタントや戦闘シーンは見どころの一つです」と絶賛している。
■配信情報
Netflixシリーズ『ONE PIECE』
Netflixにて独占配信中
原作&エグゼクティブ・プロデューサー:尾田栄一郎
脚本&ショーランナー&エグゼクティブ・プロデューサー:マット・オーウェンズ、スティーブン・マエダ
キャスト:イニャキ・ゴドイ(モンキー・D・ルフィ)、新田真剣佑(ロロノア・ゾロ)、エミリー・ラッド(ナミ)、ジェイコブ・ロメロ・ギブソン(ウソップ)、タズ・スカイラー(サンジ)、ヴィンセント・リーガン(ガープ)、モーガン・デイヴィス(コビー)、 ジェフ・ウォード(バギー)、マッキンリー・ベルチャー三世(アーロン)、セレステ・ルーツ(カヤ)、エイダン・スコット(ヘルメッポ)、ラングレー・カークウッド(モーガン)、ピーター・ガジオット(シャンクス)、 マイケル・ドーマン(ゴールド・ロジャー)、イリア・アイソレリス・ポーリーノ(アルビダ)、スティーヴン・ウォード(ミホーク)、アレクサンダー・マニアティス(クラハドール)、クレイグ・フェアブラス(ゼフ)、チオマ・ウメアラ(ノジコ)
©尾田栄一郎/集英社