二宮和也、桐谷健太&浜野謙太と台本なしのアドリブ演技も 『アナログ』本編映像公開

 10月6日に公開される二宮和也主演映画『アナログ』の本編映像が公開された。

 ビートたけしによる原作小説を映画化する本作は、いつの時代も変わらない愛の原点を描いたラブストーリー。『ホテル ビーナス』『鳩の撃退法』のタカハタ秀太が監督を務めた。

『アナログ』本編映像~幼馴染の3人~【10月6日(金)全国公開!】

 公開されたのは、主人公・悟(二宮和也)の恋を応援する親友・高木(桐谷健太)と山下(浜野謙太)との本編映像。悟と携帯電話を持たない謎めいた女性・みゆき(波瑠)の出会いは、行きつけの喫茶店「ピアノ」。互いの連絡先を交換せずに週に一度、木曜日にピアノで会いましょうという約束を交わす。2人で積み重ねるかけがえのない時間。悟はみゆきの素性を何も知らぬまま、プロポーズすることを決意するも約束の当日、彼女は現れなかった。その翌週も、翌月も……。なぜみゆきは突然姿を消したのか。彼女が隠していた過去、そして秘められた想いとは。

 偶然出会い、運命の恋に落ちた悟。幼なじみで親友の高木と山下は前向きに悟の恋を応援する。公開となった映像は、焼き鳥屋でみゆきに想いを馳せる悟に、高木と山下が茶化しつつも、激励を送るシーンだ。初日に撮影が行われたこのシーンで、初めて顔を揃えた3人。初日の撮影とは思えないほど息がぴったりだったという。一気に賑やかになった現場だったが、それでも「昔からの幼なじみとしてはまだ微妙にかみ合っていない」と感じたタカハタ監督は、台本にない余白の芝居に10分以上カメラを回し続けた。自由な演技でアドリブばかりとなったが、3人は終始楽しそうな様子で、ゲラゲラ笑い合いながら酒の席ならではの男同士の話題で大盛り上がり。これにより空気はさらに柔らかくほどけ、撮影の合間もナチュラルに談笑する姿が見られるようになったという。

 タカハタ監督は悟と親友2人のシーンについて、「3人のバランスもとても良かったです。桐谷さんがなんとなく場を回していた感じもありつつ、それをのらりくらりかわす二宮さんと、ハイテンションで受けてくれる浜野さん。あの初日の撮影で、3人がそれぞれの役をしっかりつかんでくれたように思いますね。3人ともスキルが高い人たちなので、撮影を楽しんでくれていたと思います」と、絶妙なバランスがあったからこそ、自然体な姿が撮影できたと語った。

 また、悟を演じた二宮も、「どこまで本編で使われているのかどうか含めて楽しみですね(笑)。見る方たちがどういった印象を受けるのかというのは楽しみなところではあります」と、桐谷、浜野とのアドリブシーンについて振り返っている。

■公開情報
『アナログ』
10月6日(金)公開
出演:二宮和也、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎(なにわ男子)、坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美、鈴木浩介、板谷由夏、高橋惠子、リリー・フランキー
監督:タカハタ秀太 
原作:ビートたけし『アナログ』(集英社文庫) 
脚本:港岳彦
音楽:内澤崇仁
インスパイアソング:幾田りら「With」(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
製作:「アナログ」製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース、AOI Pro.
配給:東宝、アスミック・エース
©︎2023「アナログ」製作委員会 ©︎T.N GON Co., Ltd.
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