『真夏のシンデレラ』育った環境や職業観が恋愛に影響？　夏海、健人、匠らの価値観の違い

　『真夏のシンデレラ』（フジテレビ系）も折り返し地点を迎える。そろそろ、皆の中から1組くらいはカップルが誕生してもいい頃だろう。ラブコメ作品でありながら、それぞれの人物の家庭環境や職歴について掘り下げて語られることが多い本作。次回の予告では夏海（森七菜）が「住んでる世界が違うのかなって思ったりしてたけど」と話すシーンも流れ、育った環境や職業観が恋愛にも影響していそう。その中で三角関係に進みつつあるキャラクターをピックアップし、改めて価値観の違いが恋愛にどう関わってくるのかを考察したい。

夏海（森七菜）

　父親に貯金を使われ弟が妊娠中の彼女と結婚したいと言い出すなど、夏海に降りかかる問題は家族に起因することも多い。仲良し家族で、前向きに支え合っているようにも見えるが、夏海の負担が大きすぎるのではと不安になる側面も。仕事の面では、サップのインストラクターをやりながら家業の食堂を切り盛りする働き者。父親があまり戦力になっていないことから、食堂「Kohola」の経営は夏海にかかっている。

健人（間宮祥太朗）

　東大卒のエリート。海洋生物学者になる夢があったが、家業を継ぐために建築士になる。今は父親が社長をする会社で一緒に働いているものの、親子関係はあまり良好には見えない。親の期待に応えながら敷かれたレールを生きることに疑問を感じつつも、江ノ島を訪れ夏海と会うことで息抜きしている様子。

匠（神尾楓珠）

　大工をしていて腕っぷしが強い。夏海の幼なじみで夏海の家族や友達とも仲がいいが、匠の家族について語られることはあまりない。建築士については「現場のことをわかっていない」と言い、健人に敵対心を見せた。