夏子主演×鳴瀬聖人監督『女囚霊』9月22日公開決定 ティザー映像&キービジュアルも
夏子が主演を務めるホラー映画『女囚霊』が、9月22日より新宿バルト9ほかにて全国ロードショーされることが決定。あわせてティザー映像とキービジュアルが公開された。
本作は、漫画家・加藤山羊と漫画原作者・矢樹純によるホラー漫画『女囚霊〜塀の中の殺戮ゲーム〜』を実写化したホラー映画。女子刑務所という閉塞された密室で、人間の「罪の意識」を弄ぶ“洗脳”の恐怖を描く。
美山(夏子)は元議員秘書であり、信頼していた議員の殺人罪を被り、この刑務所に入れられている。いつかその議員が、自分の無罪を主張し刑務所から出してくれる日を待ち焦がれていた。そんな中、4人部屋の雑居房で共に過ごす町田(和田光沙)が、金子(円井わん)の挑発により癇癪を起し、懲罰として独房に入れられてしまう。「もう町田は帰ってこない……」。金子が言う噂とは、懲罰を受けた女囚 が独房に入れられると、そこに入った者の多くが「謎の急死」を遂げるというものであった。しかし、町田は帰ってきた。そしてその噂には、続きがあった。問題は「生き残ってしまった」場合なのだった。
主人公の美山を演じるのは、本作が長編映画初主演となる夏子。共演に、和田光沙、円井わん、松永有紗、円城寺あやが名を連ねた。監督を務めるのは、『恋の墓』などの鳴瀬聖人 。人気ゲーム『サイレントヒル』シリーズの山岡晃が音楽を手がける。
公開されたティザー映像では、張り詰めた音楽が流れる中、不気味な笑み、追われ走る女囚たちの恐怖の様子が、主人公・美山を中心として矢継ぎ早に映し出される。
コメント
夏子(美山役)
お話をいただいた時、“長編映画初主演”という責任と、苦手意識のあった“ホラー映画”というハードルが、 嬉しさと同時に襲ってきたのを覚えています。ホラーは必ず夢に反映される質なので……加藤山羊さんの原作漫画『女囚霊』を読ませて頂き、不安は募るばかり。その夜もしっかり夢に女囚たちが登場しました。監督にお会いして、私が演じる美山の孤独、ホラー映画の魅力を教えてもらい『女囚霊』にどんどんと魅了されていきました。「人間が一番恐ろしい」そんな原作漫画のテーマを大切に、ホラー映画として進化した作品になりました。沢山の方に楽しんでいただけますように。
矢樹純(原作)
原作を書くにあたり、サスペンスホラーの勉強のために読んだのがヒッチコック/トリュフォーの『映画術』でした。そうして完成した漫画『女囚霊』が映画になるなんて感無量です。
加藤山羊(漫画)
『女囚霊』は初めてのホラー連載で、毎話「前話を超える恐怖を!」という思いを込めて描いていました。映画化していただけて、作者としてもホラー映画ファンとしても万感の思いです!
鳴瀬聖人(監督)
数年前、仕事上で大変な出来事があり大きな決断を下した直後に、原作漫画の『女囚霊』を初めて読ませて頂きました。絵柄の不気味さのインパクトもさることながら「刑務所」という限られた空間で、神でも何でもないモノに善悪を決められる理不尽さに戦慄しました。物語自体にもその“大変な出来事”と共通点が多く、もしこの作品を映像化するなら監督は僕しかいないと思いました。映像化にあたり、僕の体験談も織り交ぜ、ホラーの枠を超越する“人間社会で生きる辛さ”を描いた映画版『女囚霊』として完成しました。この作品を見て、1人でも苦しんでる方が救われたら幸いです。
■公開情報
『女囚霊』
9月22日(金)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー
出演:夏子、和田光沙、円井わん、松永有紗、円城寺あや、鈴川紗由、田口由紀子、辻凪子、花乃まみ、四家千晴、蒼乃茜、川連廣明
監督:鳴瀬聖人
音楽:山岡晃
脚本:深井戸睡睡
原作:『女囚霊 〜塀の中の殺戮ゲーム〜』(漫画:加藤山羊、原作:矢樹純/小学館ビッグスピリッツコミックス刊)
制作プロダクション:SS工房
配給:ライツキューブ
配給協力:ティ・ジョイ
2022/JAPAN/5.1ch/DCP/80分
©2022 加藤山羊・矢樹純・小学館/SS 工房・ライツキューブ・TOKYO CALLING